到達目標
(科目コード:41670、英語名:Environmental Chemistry)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、成績評価上の重み付け、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連の関連の順で次に示す。
①地球の成り立ちと地球環境について理解する。35% (d1)、②近年の環境破壊と保全技術について理解する。35%(d1)、③近年のエネルギー環境について理解する。30%(d1)。
授業計画の週は回と読替えること。なお、具体的に第何回目の授業を遠隔授業とするかはシラバスに明記しない。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地球の成り立ちと環境の変化について詳細に理解する。 | 地球の成り立ちと環境の変化について理解する。 | 地球の成り立ちと環境の変化について概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 環境問題と対策保全技術について詳細に理解する。 | 環境問題と対策保全技術について理解する。 | 環境問題と対策保全技術について概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目3 | 近年のエネルギー環境について詳細に理解する。 | 近年のエネルギー環境について理解する。 | 近年のエネルギー環境について概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義は、地球環境の変化と人間との関わりを化学/科学の目を通じて学んでいく。その中で科学技術者として必要な知識を身につけ、環境問題の現状を正確に理解し、環境保全に対する意識を醸成することを目標とする。この科目は、地球環境とそれを取り巻く問題について講義形式で授業を行うものである。なお、本講義は原子力発電関連の企業(組織)の講師と共同で、環境問題、エネルギー利用、エネルギー政策等について講義形式で授業を行うものである。
○関連する科目:環境エネルギー工学(次年度履修)
授業の進め方・方法:
適宜、授業内容に沿った映像を取り入れ理解の促進に努めるとともに、レポート作成やプレゼン発表等によって理解度の確認を行いながら授業を進める。
注意点:
環境問題を身近に起こっている出来事と意識して、授業に取り組むこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
地球の成り立ちと環境問題 |
地球の成り立ちを理解する。
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2週 |
大気の環境① |
大気の成分と大気汚染物質について理解する。
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3週 |
大気の環境② |
地球温暖化とオゾン層破壊について理解する。
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4週 |
大気の環境分析① |
大気汚染物質の測定技術について理解する。
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5週 |
大気の環境分析② |
大気汚染物質の除去技術について理解する。
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6週 |
水の環境① |
水環境と汚染問題ついて理解する。
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7週 |
土の環境① |
土壌環境と汚染問題について理解する。
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8週 |
土と水の環境分析 |
水環境・土壌環境と除去技術について理解する バイオレメディエーションについて理解する
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2ndQ |
9週 |
前半のまとめ |
前半の確認
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10週 |
エネルギーと環境① |
原子力発電のしくみについて理解する
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11週 |
エネルギーと環境② |
世界のエネルギー問題について理解する。
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12週 |
エネルギーと環境③ |
日本のエネルギー政策について理解する。
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13週 |
エネルギーと環境④ |
原子力発電所の現場について理解する
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14週 |
エネルギーと環境⑤ |
原子力発電所の現場について理解する
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15週 |
後半のまとめ |
見学の振り返り、レポート作成
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16週 |
期末試験 17週:試験解説・発展授業 |
試験時間:50分
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。 | 4 | |
ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。 | 3 | 前1 |
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。 | 3 | 前2,前3 |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | 前2 |
生態ピラミッドについて説明できる。 | 3 | 前2 |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 3 | 前2,前10,前11,前12,前13,前14 |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | 前6,前7 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 前3,前10,前11,前12,前13,前14 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 酸化還元滴定についての原理を理解し、酸化剤及び還元剤の濃度計算ができる。 | 4 | 前8 |
Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。 | 4 | 前4,前5,前8 |
イオン交換による分離方法についての概略を説明できる。 | 4 | 前8 |
物理化学 | 放射線の種類と性質を説明できる。 | 4 | |
生物工学 | 微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。 | 4 | 前8,前11,前12 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 20 | 50 |
専門的能力 | 30 | 20 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |