概要:
本講義は、地球環境の変化と人間との関わりを化学/科学の目を通じて学んでいく。その中で科学技術者として必要な知識を身につけ、環境問題の現状を正確に理解し、環境保全に対する意識を醸成することを目標とする。この科目は、地球環境とそれを取り巻く問題について講義形式で授業を行うものである。なお、本講義は原子力発電関連の企業(組織)の講師と共同で、環境問題、エネルギー利用、エネルギー政策等について講義形式で授業を行うものである。
○関連する科目:環境エネルギー工学(次年度履修)
授業の進め方・方法:
適宜、授業内容に沿った映像を取り入れ理解の促進に努めるとともに、レポート作成やプレゼン発表等によって理解度の確認を行いながら授業を進める。
注意点:
環境問題を身近に起こっている出来事と意識して、授業に取り組むこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。 | 4 | |
ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 3 | 前1 |
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。 | 3 | 前1 |
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。 | 3 | 前8 |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | 前9,前12 |
生態ピラミッドについて説明できる。 | 3 | 前12 |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前8,前10,前11 |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | 前9,前12,前13 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前8,前10,前11,前14,前15 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 酸化還元滴定についての原理を理解し、酸化剤及び還元剤の濃度計算ができる。 | 4 | 前12 |
Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。 | 4 | 前12 |
イオン交換による分離方法についての概略を説明できる。 | 4 | 前12 |
物理化学 | 放射線の種類と性質を説明できる。 | 4 | |
生物工学 | 微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。 | 4 | 前12 |