英語ⅢA

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語ⅢA
科目番号 0117 科目区分 一般 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Prominence Communication English III, 東京書籍, Prominence Communication English III Workbook Standard,(東京書籍)
担当教員 市村 勝己

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(B)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下の表に示す.
科目の到達目標 評価の重み 学習・教育到達目標との関連
①単語や熟語の意味を理解し、使用できる。 25% (b3)
②文法や構文を理解し、使用できる。 25% (b3)
③読んだり聞いたりしたことについて、理解したことや感じたことを英語で表現できる。 25% (b3)
④意味のまとまりを意識しながら英文を音読したり、内容を理解することができる。 25% (b3)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
単語や熟語の意味を理解し、使用できる。単語や熟語の意味を理解し、使用できる。単語や熟語の意味を理解し、概ね使用できる。左記に達しない
文法や構文を理解し、使用できる。文法や構文を理解し、使用できる。文法や構文を理解し、概ね使用できる。左記に達しない
読んだり聞いたりしたことについて、理解したことや感じたことを英語で表現できる。読んだり聞いたりしたことについて、理解したことや感じたことを英語で表現できる。読んだり聞いたりしたことについて、理解したことや感じたことを英語で概ね表現できる。左記に達しない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、第2学年での英語の学習内容をふまえて、4技能を総合的に伸ばすとともに、更に高度な英文を読み進め、異種な英語インプットの量を増やすと同時に、英語の音読活動などを通し、英語で読んだ内容に対する自らの意見や考えを英語でアウトプットすることを目指す。
授業の進め方・方法:
授業準備は、新出単語のみならず、自分の知らない単語(既習を含む)を調べ、辞書使用になれることも期待している。本文で紹介される言い回しや英語表現を工夫し、音読を繰り返し、それらの表現を自分の言葉として習得する。さらには、自分自身の考えを問う場面をライティング・スピーキングの両領域で当場面を設けるので、普段から「考え」や「意見」を持って授業に臨んでほしい。本文の和訳を通して、自ら予習として教科書の内容を読解しておくこと。
注意点:
授業担当が指示した課題は必ず行い授業にのぞむこと。授業中は英和辞典を必ず持参すること。欠席する際は欠席届を提出するなど、出来るだけ事前に対応すること。欠席した授業の内容は、次に登校した日に教員室まで聞きに来ること。自分の意見を英語で表現するには、常に?のマインドで日々を過ごす工夫をすること。授業内や試験では英語での意見のアウトプットを期待している。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明 Part1 Reading Skill 1-3
春休み明け単語テスト
授業ガイダンス
長文読解のためのスキルを学び理解する。
2週 Part 1 Reading Skill 4-5 長文読解のためのスキルを学び理解する。
3週 Unit 1: Modern Society ・現代社会の諸問題について異文化の人にもわかるよう英語で描写できる。
・聞き取った内容を,学習した表現や文構造を用いながら再話できる。
・現代社会の諸問題の特徴を英語で書き,発表できる。
4週 Unit 1: Modern Society ・現代社会の諸問題について異文化の人にもわかるよう英語で描写できる。
・聞き取った内容を,学習した表現や文構造を用いながら再話できる。
・現代社会の諸問題の特徴を英語で書ける。
5週 Unit 2: Problem Solving ・固定観念と発想法の関係について多面的に考察することができる。
・固定観念に捉われない発想で問題を解決することについて英語で表現できる。
・同時にこの問題について自分が思っていることを英語で表現できる。
6週 Unit 2: Problem Solving ・固定観念と発想法の関係について多面的に考察することができる。
・固定観念に捉われない発想で問題を解決することについて英語で表現できる。
・同時にこの問題について自分が思っていることを英語で表現できる。
7週 中間テスト
8週 Unit 3:Environment ・環境問題やリサイクルの問題について英語で表現できる。
・環境問題やリサイクルの問題について英語で書ける。
2ndQ
9週 Unit 3:Environment ・環境問題やリサイクルの問題について,具体例を交えながら英語で説明できる。
10週 Unit 4: Business ・取り上げられている問題を自分の課題として捉え,将来の職業と関連づけて理解することができる。
11週 Unit 4: Business ・取り上げられている問題を自分の課題として捉え,将来の職業と関連づけて理解することができる。
12週 Unit 5: Communication ・題材背景と題材が提示する問題を通して,人間相互のコミュニケーションについて的確に理解することができる。
・記憶媒体の変遷や,コミュニケーション・ツールの発展過程について聞いたり読んだりしたことが理解できる。
13週 Unit 5: Communication ・人間相互のコミュニケーションに対して,教科書の表現を活用しながら英語で説明できる。
14週 Unit 6: Lifestyles ・「選ぶこと」が人生に及ぼしうる影響について,教科書の表現を有効に活用しながら英語で説明できる。
・学習して知り得た情報や感想を英語で表現できる。
15週 テスト前準備
16週 発展授業
後期
3rdQ
1週 Unit 6: Lifestyles
夏休み明け単語テスト
・人の生き方・人生の選択を多面的に理解する視点と視座を持ち,自分の身近な例と比較して,その共通点や相違点を的確に理解することができる。
2週 Unit 7: Life and the Law ・平等の理念や,法律の運用に付随する課題に関心を持ち,その表れ方の違いを理解することができる。
3週 Unit 7: Life and the Law ・題材が提起する課題を自分の日常生活に照らし合わせて,積極的に考察することができる。
・宝くじを巡る法律事例や育児休業の理念および具体例について,自分の意見を英語で書ける。
4週 Unit 8: Cross-Cultural Uniderstanding ・各文化圏に特有の用語や考え方を聴解したり読み取ったりできる。
・各文化圏の時間感覚について,英語で要約したり説明したりできる。
5週 Unit 8: Cross-Cultural Uniderstanding ・日本と異なる文化圏で生きていくことについて,具体例を交えながら英語で書き,発表できる。
6週 中間テスト
7週 Unit 9: Natural Science ・生物が持つ神秘性に関心を持ち,それらの生物のありようや直面する問題を理解することができる。
・科学的な説明文の内容を端的明瞭に英語で要約できる。
・科学的(特に生物学)な題材を,段落の構成や主旨を踏まえながら聞いたり読んだりして理解できる。
8週 Unit 9: Natural Science ・生物が持つ神秘性に関心を持ち,それらの生物のありようや直面する問題を理解することができる。
・科学的な説明文の内容を端的明瞭に英語で要約できる。
・科学的(特に生物学)な題材を,段落の構成や主旨を踏まえながら聞いたり読んだりして理解できる。
4thQ
9週 Unit 10: Technology ・科学的(特に先端科学)な題材を,段落の構成や主旨を踏まえながら聞いたり読んだりして理解できる。
・日本の伝統文化と融合した建築技術のありようや,現代の課題について理解することができる。
10週 Unit 10: Technology ・伝統文化の科学技術における可能性について,自分なりの考えを英語で書き,発表できる。
11週 Optional Reading 1 長文が無理なく読めて理解できる。
12週 Optional Reading 2 長文が無理なく読めて理解できる。
13週 試験前準備
14週 試験前準備
15週 後期末試験
16週 試験解説と発展授業

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

定期試験その他の試験相互評価態度・提出物ポートフォリオその他合計
総合評価割合602002000100
基礎的能力602002000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000