機器分析

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 機器分析
科目番号 0141 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 庄野 利之、新版 入門機器分析化学、三共出版、2015年
担当教員 奥村 寿子

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、長岡高専の学習・教育到達目標との関連を到達目標、評価の重み、学習教育目標との関連の順で示す。
① 主要な分析機器の原理と特徴を理解する 35%(d1)
② 機器の構成と各部の働きについて理解する 35%(d1)
③ 目的に応じて適切な分析法を選択できるようになる 30%(d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標①について、80%以上理解している。到達目標①について、70%程度理解している。到達目標①についての理解度が、60%未満である。
評価項目2到達目標②について、80%以上理解している。到達目標②について、70%程度理解している。到達目標②についての理解度が、60%未満である。
評価項目3到達目標③について、80%以上理解している。到達目標③について、70%程度理解している。到達目標③についての理解度が、60%未満である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機器分析は、多くの産業分野に関わる非常に重要な学問であり、機器分析で学ぶ知識は、物質の定量や構造解析を行う際に必要となる。本講義では主要な分析法の原理を中心に解説するが、各分析法の特徴や利点を理解することで、分析機器を有効に利用して適切な分析を実施できる能力を習得する。
 ○関連する科目: 無機化学Ⅱ(4学年前期履修)、無機化学Ⅰ(3学年前期履修)、構造解析学Ⅰ(5学年前期履修)
授業の進め方・方法:
事前に配布する演習課題を自宅で実施し、授業終了後に提出すること。
注意点:
4年前期までに学習する化学、物理、数学の知識が必要となる。特に分析化学の授業内容をよく理解しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機器分析の概要 電磁波に関する内容(課題)を理解する
2週 紫外可視分光法(1) 紫外可視分光法に関する内容(課題)を理解する
3週 紫外可視分光法(2) 紫外可視分光法に関する内容(課題)を理解する
4週 蛍光光度法 蛍光光度法に関する内容(課題)を理解する
5週 原子吸光分析法 原子吸光分析法に関する内容(課題)を理解する
6週 発光分析法 発光分析法に関する内容(課題)を理解する
7週 中間試験 試験時間:50分
8週 X線回折分析法(1) X線回折分析法に関する内容(課題)を理解する
2ndQ
9週 X線回折分析法(2) X線回折分析法に関する内容(課題)を理解する
10週 赤外吸収スペクトル(1) 赤外吸収スペクトルに関する内容(課題)を理解する
11週 赤外吸収スペクトル(2) 赤外吸収スペクトルに関する内容(課題)を理解する
12週 核磁気共鳴スペクトル 核磁気共鳴スペクトルに関する内容(課題)を理解する
13週 ガスクロマトグラフィー ガスクロマトグラフィーに関する内容(課題)を理解する
14週 液体クロマトグラフィー 液体クロマトグラフィーに関する内容(課題)を理解する
15週 前期末試験 試験時間:50分
16週 試験解説と発展授業

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野分析化学光吸収について理解し、代表的な分析方法について説明できる。4前1,前2,前4,前5,後2
Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。4前3,後3
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。4前8,前9,前10,前11,前12,後8,後9,後10,後11,後12
クロマトグラフィーの理論と代表的な分析方法を理解している。4前13,前14,後13,後14
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。4前7,前15,後1,後7,後15,後16

評価割合

試験(中間)試験(期末)課題合計
総合評価割合305020100
基礎的能力15251050
専門的能力15251050
分野横断的能力0000