到達目標
(科目コード:41131,Physics ⅠA)
この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。①運動方程式をたて、質点の運動に関する問題が解く力を身につける 。70% (c1)、②エネルギー保存則、運動量保存則を理解する 。30% (c1)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 運動方程式をたて、質点の運動に関する問題が解く力を詳細に理解する | 運動方程式をたて、質点の運動に関する問題が解く力を理解する | 運動方程式をたて、質点の運動に関する問題が解く力を概ね理解する | 左記に達していない。 |
評価項目2 | エネルギー保存則、運動量保存則を詳細に理解する | エネルギー保存則、運動量保存則を理解する | エネルギー保存則、運動量保存則を概ね理解する | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
材料物性論や化学工学の流体力学などを理解する上で、その礎となる力学について、特に質点の力学について学習する。
○関連する科目:物理(前年度履修),物理学ⅠB(後期履修)
授業の進め方・方法:
質点の力学に関する講義を進める中で、適宜、授業内容に沿った小テストやグループワークによる課題に取り組む。
注意点:
化学系の学生にとって苦手な科目かもしれないが、物理化学、材料物性論、化学工学等の基礎的な部分でもあるので、じっくり取り組んでもらいたい。連立一次方程式、行列、ベクトル、三角関数、微分・積分の数学を必要とする。これまでに学習した数学や物理を復習しておくことが望ましい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
力学のための微積分、ベクトルの準備 |
力学のための微積分、ベクトルが使えるようになる
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2週 |
速度・加速度 |
速度・加速度を理解し、基礎的な問題が解ける。
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3週 |
運動の法則・運動方程式 |
運動の法則を理解し、基礎的な問題が解ける。
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4週 |
ガリレイ変換と慣性系 |
慣性系について理解する。
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5週 |
慣性力 |
慣性力について理解し、基礎的な問題が解ける。
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6週 |
落体・放物運動 |
落体・放物運動について理解し、基礎的な問題が解ける。
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7週 |
単振動 |
単振動を理解し、基礎的な問題が解ける。
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8週 |
円運動 |
円運動を理解し、基礎的な問題が解ける。
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2ndQ |
9週 |
コリオリ力(慣性力) |
コリオリ力を理解し、基礎的な問題が解ける。
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10週 |
エネルギー |
仕事、運動エネルギーに関して理解し、基礎的な問題が解ける。
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11週 |
エネルギー保存則 |
ポテンシャルエネルギー、エネルギー保存則を理解し、基礎的な問題が解ける。
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12週 |
万有引力・角運動量 |
万有引力・角運動量について理解し、基礎的な問題が解ける。
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13週 |
質量中心、換算質量、運動量保存則 |
質量中心、換算質量、運動量保存則を理解し、基礎的な問題が解ける。
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14週 |
衝突問題 |
衝突問題について理解し、基礎的な問題が解ける。
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15週 |
質点の力学についてのまとめ |
質点の力学について概観できる。
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16週 |
期末試験 17週:試験解説・発展授業 |
試験時間80分
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 小テスト・課題レポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 20 | 50 |
専門的能力 | 30 | 20 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |