到達目標
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下の表に示す.①実験を通して,化学工学(主に単位操作)中に含まれる理論を理解し,あわせてそのデータを整理することよって,理論の限界を理解する 35%(d3)②化学工業に用いられる装置,機械に対しての身近な体験をすることにより,装置の取り扱い方法を学ぶ 35%(d2) ③実験レポートを書き,実験発表を行うことにより,実験結果の簡明,系統的な表現法を学ぶ 20%(d2) ④実験班での協同作業を学ぶ 10%(d3)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | | | |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
各種の化学工業に共通な物理的・機械的操作(流動,伝熱,蒸留,固液分離等)のことを単位操作と総称しているが,本実験においては,代表的な単位操作を取り上げ,物質収支を中心とした取り扱いの実際について学習する.
○関連する科目:「物質工学実験(物化)」(前年度履修),「材料化学実験」(前年度履修),「応用生物化学実験」(前年度履修),「創造実験」(前年度履修),「物質工学特別研究」(専攻科第1学年次履修)
授業の進め方・方法:
グループで実験を行う。次週までにレポート提出し、第14週目に、実験テーマを選び、発表をする。その後、理解度を確認するための試験を行う。
注意点:
レポート未提出者には単位を出さない。学生実験を実施するともに、必ず、レポートを提出すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
実験を始めるにあたって,諸注意,実験講義 |
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2週 |
ベルヌーイの定理実験 |
円管内の流動実験 2週~12週は班別実験
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3週 |
円管内の流動実験 |
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4週 |
二重管熱交換実験 |
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5週 |
気液平衡実験 |
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6週 |
充填層と流動層実験 |
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7週 |
単蒸留実験 |
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8週 |
精留実験 |
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2ndQ |
9週 |
比表面積測定実験 |
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10週 |
粒度分布測定実験 |
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11週 |
サイクロン実験 |
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12週 |
膜分離実験 |
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13週 |
レポートの返却,データの整理方法についての解説 |
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14週 |
実験発表 |
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15週 |
試験 |
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16週 |
試験解説と発展授業 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学実験 | 化学実験 | 測定と測定値の取り扱いができる。 | 3 | |
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。 | 3 | |
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 化学工学 | 管径と流速・流量・レイノルズ数の計算ができ、流れの状態(層流・乱流)の判断ができる。 | 3 | |
分級や粒径分布について理解している。 | 3 | |
粉体の固定層・流動層など流動性について理解している。 | 3 | |
粉砕、沈降、ろ過、集じん方法について理解し、必要な計算ができる。 | 3 | |
熱交換器の構造、熱収支について説明できる。 | 3 | |
熱伝導による熱流量について説明できる。 | 3 | |
熱交換器内の熱流量について説明できる。 | 3 | |
蒸発装置について説明できる。 | 3 | |
蒸留についての計算ができる(ラウールの法則、マッケーブシール法等)。 | 3 | |
基本的な抽出の目的や方法を理解し、抽出率など関係する計算ができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | レポート | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 12 | 11 | 77 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 12 | 11 | 77 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |