到達目標
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連の関連の順で次に示す.
①地球の成り立ちと地球環境について理解する。35% (d1)、②近年の環境破壊と保全技術について理解する。35%(d1)、③近年のエネルギー環境について理解する。30%(d1)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地球を構成する成分を理解する。 | 地球を構成する成分を概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 環境問題と保全技術について理解する。 | 環境問題と保全技術について概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目3 | 近年のエネルギー環境について理解する。 | 近年のエネルギー環境について概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義は、大気・水・土壌・生物などの自然環境と人間とのかかわりを化学/科学の目を通じて学んでいく。その中で、科学技術者として必要な素養を身につける、すなわち環境問題の現状をとらえ、環境保全に対する意識をもつことを目標とする。
授業の進め方・方法:
適宜、授業内容に沿った小テストを行う。簡単な実験などを取り入れながら理解を深める予定である。
注意点:
環境問題を身近に起こっている出来事と意識して、授業に取り組むこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
地球の成り立ちと環境問題 |
地球の成り立ちを理解する。
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2週 |
大気の環境① |
大気の成分と大気汚染物質について理解する。
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3週 |
大気の環境② |
地球温暖化とオゾン層破壊について理解する。
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4週 |
大気の環境③ |
大気汚染物質の除去技術について理解する。
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5週 |
水の環境① |
水環境と汚染問題について理解する。
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6週 |
水の環境② |
排水処理について理解する。
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7週 |
土の環境① |
土環境と汚染問題について理解する。
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8週 |
土の環境② |
土の浄化について理解する。
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4thQ |
9週 |
中間のまとめ |
前半の復習を行う。
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10週 |
エネルギーと環境 |
日本をとりまくエネルギー問題について理解する。
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11週 |
廃棄と循環 |
循環型社会について理解する。
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12週 |
バイオレメディエーション |
バイオマスなど、生物を利用した環境工学技術について理解する。
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13週 |
生活環境中の化学物質 |
化学物質の毒性評価について理解する。
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14週 |
期末のまとめ |
後半の復習を行う。
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15週 |
試験解説と発展授業 |
試験解説と化学物質(毒物)の作用機構について理解する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 3 | |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |