到達目標
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。
この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す。
科目の到達目標 【評価の重み】 (学習・教育到達目標との関連)
① 主要な分析機器の原理と特徴を理解する 【35%】(d1)
② 機器の構成と各部の働きについて理解する 【35%】(d1)
③ 目的に応じて適切な分析法を選択できるようになる 【30%】 (d1)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 到達目標①について、80%以上理解している。 | 到達目標①について、70%程度理解している。 | 到達目標①についての理解度が、60%未満である。 |
評価項目2 | 到達目標②について、80%以上理解している。 | 到達目標②について、70%程度理解している。 | 到達目標②についての理解度が、60%未満である。 |
評価項目3 | 到達目標③について、80%以上理解している。 | 到達目標③について、70%程度理解している。 | 到達目標③についての理解度が、60%未満である。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機器分析は、多くの産業分野に関わる非常に重要な学問であり、機器分析で学ぶ知識は、物質の定量や構造解析を行う際に必要となる。本講義では主要な分析法の原理を中心に解説するが、各分析法の特徴や利点を理解することで、分析機器を有効に利用して適切な分析を実施できる能力を習得する。
授業の進め方・方法:
事前に配布する演習課題を自宅で実施し、授業終了後に提出すること。
注意点:
4年前期までに学習する化学、物理、数学の知識が必要となる。特に分析化学の授業内容をよく理解しておくこと。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
機器分析の概要 |
|
2週 |
紫外可視分光法(1) |
|
3週 |
紫外可視分光法(2) |
|
4週 |
蛍光光度法 |
|
5週 |
原子吸光分析法 |
|
6週 |
発光分析法 |
|
7週 |
中間試験 |
|
8週 |
X線回折分析法(1) |
|
4thQ |
9週 |
X線回折分析法(2) |
|
10週 |
赤外吸収スペクトル(1) |
|
11週 |
赤外吸収スペクトル(2) |
|
12週 |
核磁気共鳴スペクトル |
|
13週 |
ガスクロマトグラフィー |
|
14週 |
液体クロマトグラフィー |
|
15週 |
前期末試験 |
|
16週 |
試験解説と発展授業 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 光吸収について理解し、代表的な分析方法について説明できる。 | 3 | 後2 |
Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。 | 3 | 後3 |
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12 |
クロマトグラフィーの理論と代表的な分析方法を理解している。 | 3 | 後13,後14 |
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。 | 3 | 後1,後7,後15,後16 |
評価割合
| 試験(中間) | 試験(期末) | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 50 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 15 | 25 | 10 | 50 |
専門的能力 | 15 | 25 | 10 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |