歴史学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 歴史学
科目番号 0182 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント
担当教員 田中 聡

到達目標

【科目コード:40691,英語名:History】
この科目は長岡高専の学習・教育到達目標の(A)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を次の順に示す.①日本近現代史の諸問題について理解する.80%(a 1)②授業で解説された事項について,意見や感想を持ち,それを表明することができる.20%(a 1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本近現代史の諸問題について詳細に理解する.日本近現代史の諸問題について理解する.日本近現代史の諸問題について概ね理解する.左記に達していない.
評価項目2授業で解説された事項について,意見や感想を持ち,それを詳細に表明することができる.授業で解説された事項について,意見や感想を持ち,それを表明することができる.授業で解説された事項について,意見や感想を持ち,それを表明することが概ねできる.左記に達していない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ある歴史上の事象をどのように認識するかは,拠って立つ立場や時代環境によって異なる.特に 日本近現代史に関する歴史認識はその振幅が激しく,論争は日本国内にとどまらず、近隣諸国をはじめ国際的な問題に発展している.グローバル化が進む現代において,日本近現代史をめぐる歴史認識問題を理解することの意義は極めて大きい.この科目では,歴史認識問題に関心を持つ立場から,日本近現代史の諸問題を概観する. 〇関連する科目:世界史(1年次履修),日本史(2年次履修)
授業の進め方・方法:
中学校・高等学校の歴史教科書の比較検討を通じて,日本近現代史の諸問題について学ぶ.最後にコメントカードに感想などを記入してもらう.
注意点:
授業の冒頭で一週間のニュースを振り返る.毎回、各学科1名に最も印象に残ったニュースを披露してもらうので、受講者は答えられるように用意をしておく.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 歴史認識問題とは何か 歴史認識問題とは何か理解する.
2週 大日本帝国憲法の制定 大日本帝国憲法に関する歴史的評価について理解する.
3週 日露戦争1 日露戦争に関する歴史的評価について理解する.
4週 日露戦争2 ビデオ視聴を通じて,日露戦争に関する歴史的評価について理解を深める.
5週 第一次世界大戦と日本 日本の参戦に関する歴史的評価について理解する.
6週 満州事変 満州事変に関する歴史的評価について理解する.
7週 日中戦争 日中戦争に関する歴史的評価について理解する.
8週 太平洋戦争 太平洋戦争に関する歴史的評価について理解する.
2ndQ
9週 日本国憲法 日本国憲法に関する歴史的評価について理解する.
10週 東京裁判1 東京裁判に関する歴史的評価について理解する.
11週 東京裁判2 ビデオ視聴を通じて,東京裁判に関する歴史的評価について理解を深める.
12週 日本の独立 日本の独立に関する歴史的評価について理解する.
13週 安保改定 安保改定に関する歴史的評価について理解する.
14週 高度経済成長 高度経済成長に関する歴史的評価について理解する.
15週 現代の世界と日本 歴史認識と未来像の相関関係を理解する.
16週 期末試験
17週:試験開設・発展授業
試験時間:80分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000