経済学B

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 経済学B
科目番号 0215 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 由井常彦著『歴史が語る「日本の経営」』/ プリントなど
担当教員 松本 和明

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(A)と主体的に関わる。この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を次の順に示す。①現代の社会経済の基本構造についてのキイワード,概念,論理,理論 を理解する。10%(a1) ②市場経済と外部との関係を考察し,社会経済体制の理論を理解する。30% (a1)③経済学における「革新」の概念,経済主体としての革新的な企業家活動および新潟県内各地域の経済・産業・企業の諸側面を理解する。60% (a1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代の社会経済の基本構造についてのキイワード,概念,論理,理論 を理解できる。現代の社会経済の基本構造についてのキイワード,概念,論理,理論 を概ね理解できる。左記に達しない。
評価項目2市場経済と外部との関係を考察し,社会経済体制の理論を理解できる。市場経済と外部との関係を考察し,社会経済体制の理論を概ね理解できる。左記に達しない。
評価項目3経済学における「革新」の概念,経済主体としての革新的な企業家活動および新潟県内各地域の経済・産業・企業の諸側面を理解できる。経済学における「革新」の概念,経済主体としての革新的な企業家活動および新潟県内各地域の経済・産業・企業の諸側面を概ね理解できる。左記に達しない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
J.シュンペーターの「イノベーション:革新」理論をベースとして,日本を代表する革新的企業家活動およ び新潟県内各地域の経済・産業・企業の成長過程と現状,今後を考察する。
○関連する科目:法学、社会学、歴史学Ⅰ(以上前年度履修)、経済学 A(前期履修)
授業の進め方・方法:
教科書に基づいて基本事項を解説するとともに,適宜,プリントなどにより発展的な事項を補充する。
注意点:
新聞記事の経済欄,社会欄に目を通しておくこと。それとともに将来自分が社会人になった場合のことを想定して,自分がどのような社会的立場,ひいてはどのような世界的立場にあるかを考える習慣を身につけてもらいたい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 J.シュンペーターの「イノベーション:革新」の概 J.シュンペーターの「イノベーション:革新」の概念 について理解する。
2週 日本における革新的企業家活動①:製造業 日本における革新的企業家活動について理解する。
3週 日本における革新的企業家活動②:流通・小売業 日本における革新的企業家活動について理解する。
4週 新潟県上越地方の経済・産業・企業の諸相 新潟県上越地方の経済・産業・企業の諸相 について理解する。
5週 新潟県中越地方の経済・産業・企業の諸相 新潟県中越地方の経済・産業・企業の諸相 について理解する。
6週 三条および燕市域の経済・産業・企業の諸相 三条および燕市域の経済・産業・企業の諸相 について理解する。
7週 新潟市域の経済・産業・企業の諸相 新潟市域の経済・産業・企業の諸相 について理解する。
8週 新潟県下越地方の経済・産業・企業の諸相 新潟県下越地方の経済・産業・企業の諸相 について理解する。
4thQ
9週 長岡市域の経済・産業・企業の諸相① 長岡市域の経済・産業・企業の諸相について理解する。
10週 長岡市域の経済・産業・企業の諸相② 長岡市域の経済・産業・企業の諸相について理解する。
11週 長岡市域の経済・産業・企業の諸相③ 長岡市域の経済・産業・企業の諸相について理解する。
12週 長岡市域の経済・産業・企業の諸相④ 長岡市域の経済・産業・企業の諸相について理解する。
13週 長岡市域の経済・産業・企業の諸相⑤ 長岡市域の経済・産業・企業の諸相について理解する。
14週 まとめと質問
15週 学年末試験
16週 試験解説と発展授業 今後の日本の企業家活動および新潟県内各地域の経済・産業・企業のあるべき姿を展望する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合75000025100
基礎的能力75000025100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000