歴史学ⅡB

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 歴史学ⅡB
科目番号 0219 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリント
担当教員 田中 聡

到達目標

この科目は長岡高専の学習・教育到達目標の(A)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を次の順に示す.①昭和戦後から平成にいたる日本の歩みを理解する.80%(a 1)②授業で解説された事項について,意見や感想を持ち,それを表明することができる.20%(a 1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1昭和戦後から平成にいたる日本の歩みを理解する.昭和戦後から平成にいたる日本の歩みを概ね理解する.左記に達しない.
評価項目2授業で解説された事項について ,意見や感想を持ち,それを表明 することができる.授業で解説された事項について ,意見や感想を持ち,それを表明 することが概ねできる.左記に達しない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
昭和戦後から平成にいたる日本の歩みを概観し,21世紀を生きる日本人としての素養を培うことを目的とする.講義に衝撃映像をまじえて基本事項を解説する.
授業の進め方・方法:
中学校・高等学校の歴史教科書の比較検討を通じて,日本近現代史の諸問題について学ぶ.最後にコメントカードに感 想などを記入してもらう.
注意点:
授業の冒頭で一週間のニュースを振り返る.毎回、各学科1名に最も印象に残ったニュースを披露してもらうので、受講 者は答えられるように用意をしておく.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス-私の見た「大日本帝国」 戦前期日本の概況について理解する.
2週 日本の敗戦、そして占領のはじまり 日本の敗戦と占領の始まりに対する歴史的評価について理解する.
3週 「私たちは忘れない」 ビデオ視聴を通じて,日本近現代史の評価について理解を深める.
4週 占領下の日本① 占領期日本の歴史的評価について理解する.
5週 占領下の日本② 占領期日本の歴史的評価について理解する.
6週 「東京裁判」 ビデオ視聴を通じて,占領期日本の歴史的評価について理解を深める.
7週 独立の回復 日本の独立回復に対する歴史的評価について理解する.
8週 日本の自立と経済成長① 日本の自立と経済成長に対する歴史的評価について理解する.
4thQ
9週 日本の自立と経済成長② 日本の自立と経済成長に対する歴史的評価について理解する.
10週 「60年目の対話-フィリピン裁かれた対日協力者たち-」 ビデオ視聴を通して,歴史認識問題に対する理解を深める.
11週 日本の自立と経済成長③ 日本の自立と経済成長に対する歴史的評価について理解する.
12週 現代の世界と日本① 冷戦の世界と日本の動向とその評価について理解する.
13週 現代の世界と日本② 冷戦の世界と日本の動向とその評価について理解する.
14週 「沈黙の歴史をやぶって-女性国際戦犯法廷の記録-」 ビデオ視聴を通して,歴史認識問題に対する理解を深める.
15週 学年末試験
16週 試験解説とまとめ これまでの授業を振り返り、歴史認識問題について理解を深める .

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70003000100
基礎的能力70003000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000