情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 0035 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 森 巧尚「Python 1年生」翔泳社、2017
担当教員 田中 一浩,井林 康

到達目標

(科目コード:51820,英語名:Fundamentals of Computer Programming I)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下の表に示す.
科目の到達目標 評価の重み 学習・教育到達目標との関連
①FORTRANを用いた簡単な計算を理解する 30% (d2)
②選択と繰り返しと関数を理解する 40% (d2)
③配列と文字処理を理解する 30% (d2)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Pythonを用いた簡単な計算を詳細に理解する。Pythonを用いた簡単な計算を理解する。Pythonを用いた簡単な計算を概ね理解する。左記に達していない。
評価項目2Pythonの文法を詳細に理解する。Pythonの文法を理解する。Pythonの文法を概ね理解する。左記に達していない。
評価項目3Pythonを用いたデータ処理の方法を詳細に理解する。Pythonを用いたデータ処理の方法を理解する。Pythonを用いたデータ処理の方法を概ね理解する。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
AIやデータ処理に近年よく用いられる、Python言語によるプログラミングの基礎を学ぶ。
IoTシステムの概略を理解し,マイコンとクラウドサービスを利用したIoTシステムを構築する。.
授業の進め方・方法:
ホームルームにおける授業と,端末室における実習授業を行うため,場所をその都度指示する.
注意点:
プログラミングの習得は,人により進度や理解度がかなり異なるため,自分から意欲的に課題に取り組む姿勢が必要となる.授業中の態度が著しく悪い場合,また欠席や遅刻の回数に応じて,評価からの減点を行うことがある.本科目は本来、面接授業として 実施を予定していたもの であるが 、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態において、必要に応じ遠隔授業として 実施 するものである。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンピュータとプログラミング コンピュータとプログラミングについて理解する。
2週 Python の実行環境と使い方 Python の実行環境と使い方を理解する。
3週 Python で何ができるの? Python で何ができるの?を理解する。
4週 Python を触ってみよう Python を触ってみようを理解する。
5週 プログラムの基本を知ろう プログラムの基本を知ろうを理解する。
6週 アプリを作ってみよう アプリを作ってみようを理解する。
7週 人工知能(チノ)くんと遊んでみよう 人工知能(チノ)くんと遊んでみようを理解する。
8週 変数と演算、代入(1) 変数と演算、代入を理解する。
2ndQ
9週 変数と演算、代入(2) 変数と演算、代入を理解する。
10週 制御構造(1) 制御構造を理解する。
11週 制御構造(2) 制御構造を理解する。
12週 関数を使った処理のカプセル化(1) 関数を使った処理のカプセル化を理解する。
13週 関数を使った処理のカプセル化(2) 関数を使った処理のカプセル化を理解する。
14週 Turtle で遊ぶ(1) Turtle で遊ぶを理解する。
15週 Turtle で遊ぶ(2) Turtle で遊ぶを理解する。
16週 前期末試験
試験解説と発展授業
後期
3rdQ
1週 Tkinter で作る GUI アプリケーション(1) Tkinter で作る GUI アプリケーションを理解する
2週 Tkinter で作る GUI アプリケーション(2) Tkinter で作る GUI アプリケーションを理解する
3週 クラス クラスを理解する
4週 リスト リストを理解する
5週 ファイル入出力 ファイル入出力を理解する
6週 三目並べで学ぶプログラム開発 三目並べで学ぶプログラム開発を理解する
7週 Python の学術利用 Python の学術利用を理解する
8週 データ分析って何? データ分析って何?を理解する
4thQ
9週 集めたデータは前処理が必要 集めたデータは前処理が必要を理解する
10週 データの集まりをひとことでいうと?:代表値 データの集まりをひとことでいうと?:代表値を理解する
11週 図で特徴をイメージしよう:グラフ 図で特徴をイメージしよう:グラフを理解する
12週 これって普通なこと?珍しいこと?:正規分布 これって普通なこと?珍しいこと?:正規分布を理解する
13週 関係から予測しよう:回帰分析 関係から予測しよう:回帰分析を理解する
14週 IoTの概略および要素 IoTの概略および用いられるセンサー、マイコン、クラウドサービスの働きを理解し、説明できる。
15週 IoTシステムの構築 簡単なIoTシステムを構築し、利用できる。また応用方法を提案できる。
16週 学年末試験
試験解説と発展授業

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題その他合計
総合評価割合207010000100
基礎的能力1035500050
専門的能力1035500050
分野横断的能力0000000