測量学Ⅱ

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 測量学Ⅱ
科目番号 0041 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 測量,実教出版
担当教員 荒木 信夫,小島 由記子

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を,到達目標,評価の重み,学習・教育目標との関連の順で次に示す.
①光波測距儀とGPSの測定の原理と計測手順を理解する.(20%)(d2)
②トラバース測量の原理と手順を理解する.(45%)(d2)
③測量で発生した誤差の取り扱いについて理解する.(35%)(d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1光波測距儀とGPSの測定の原理と計測手順を理解する光波測距儀とGPSの測定の原理と計測手順を概ね理解する左記に達していない
評価項目2トラバース測量の原理と手順を理解するトラバース測量の原理と手順を概ね理解する左記に達していない
評価項目3測量で発生した誤差の取り扱いについて理解する測量で発生した誤差の取り扱いについて概ね理解する左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
測量学Ⅱでは、光波測距儀とGPSを用いた距離測量、トータルステーションを用いた電子平板測量について、測定の原理と機器測量の操作を理解する.また、トラバース測量、基準点測量といったより実践的な測量技術について学習を行う.
授業の進め方・方法:
講義と実習を組み合わせながら学習を行う.
注意点:
実習では班編成をして各班で行うが、積極的に機器に触れて使い方を理解すること.測量機器は自分で触って、自分の目で望遠鏡を覗くことが大切である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 平板測量の原理と方法 左記の内容を理解する
2週 平板測量の原理と方法 左記の内容を理解する
3週 電子平板の原理と操作方法 左記の内容を理解する
4週 電子平板の実習 左記の内容を理解する
5週 電子平板の実習 左記の内容を理解する
6週 閉合トラバース測量(1) 左記の内容を理解する
7週 前期中間試験
8週 閉合トラバース測量(2) 左記の内容を理解する
2ndQ
9週 トラバース測量の実習 左記の内容を理解する
10週 結合トラバース測量(3) 左記の内容を理解する
11週 結合トラバース測量(4) 左記の内容を理解する
12週 トラバース測量の実習 左記の内容を理解する
13週 トラバース測量まとめ1 左記の内容を理解する
14週 トラバース測量まとめ2 左記の内容を理解する
15週 前期末試験
16週 試験解説と発展授業 左記の内容を理解する
後期
3rdQ
1週 鋼巻尺による距離測定と補正 左記の内容を理解する
2週 光波測距儀とGPS測量の原理
左記の内容を理解する
3週 光波測距儀とGPS測量による距離測量の実習 左記の内容を理解する
4週 基準点測量(1) 左記の内容を理解する
5週 基準点測量(2) 左記の内容を理解する
6週 基準点測量のまとめ 左記の内容を理解する
7週 後期中間試験
8週 誤差の取扱い-有効数字 左記の内容を理解する
4thQ
9週 誤差の取扱い-有効数字の四則演算 左記の内容を理解する
10週 誤差の取扱い-標準偏差 左記の内容を理解する
11週 誤差の取扱い-異精度観測の最確値 左記の内容を理解する
12週 誤差の取扱い-異精度観測の標準偏差 左記の内容を理解する
13週 誤差の取扱い-誤差伝播の法則 左記の内容を理解する
14週 誤差の取扱い-まとめ 左記の内容を理解する
15週 後期期末試験
16週 試験解説と発展授業 左記の内容を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。4後1
光波・電波による距離測量を説明できる。4後1,後2,後3
種類、手順および方法について、説明できる。4前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
GNSS測量の原理を説明できる。4後2,後3
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。4後8,後9,後10,後14
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。4後11,後12,後14

評価割合

定期試験その他の試験レポート合計
総合評価割合0000
基礎的能力0000
専門的能力87.512.500
分野横断的能力0000