環境都市工学基礎実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 環境都市工学基礎実験Ⅱ
科目番号 0044 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 担当教員が独自に作成したテキストを配布する.
担当教員 山本 隆広,川上 周司,小澤 広直

到達目標

(科目コード: XXXXX、英語名: Fundamental Experiments II in Civil Engineering) (授業計画の週は回と読替えること)
この科目は長岡高専の教育目標の(B),(C),(D)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連は以下の通りである.
①地図やGIS(地理情報システム)に関する仕組みや制度,使い方を詳細に説明できる. 5%(d1)
②GIS(地理情報システム)を利用した地図作成アプリケーションの使い方を理解し,表現したい事象や用いるデータを検討しながら地図を作成できる能力を習得する.10%(d2,d3)
③水害の一つである外水氾濫による被害を軽減するための洪水ハザードマップの役割を理解する.10%(C2)
④洪水ハザードマップの原材料である洪水浸水想定区域図を理解し,浸水深の計算力を身に付ける.5%(c1)
⑤自分が見聞きしたり調べたりした構造から新聞紙で橋梁のモデルを作成できる. 10% (c2)
⑥自分や他者の作品を見て、構造力学の基礎的な原理原則に気づくことができる。5% (c2)
⑦実験計画の立て方,実験結果の整理や考察等,実験に対する基本的所作を身に付ける.55%(b2,d4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
地図やGISに関する仕組み・制度地図やGIS(地理情報システム)に関する仕組みや制度を詳細に説明できる. 地図やGIS(地理情報システム)に関する仕組みや制度を説明できる. 地図やGIS(地理情報システム)に関する仕組みや制度を概ね説明できる.左記に達していない.
地図作成アプリケーションの使い方と地図作成能力の習得GIS(地理情報システム)を利用した地図作成アプリケーションの使い方を理解し,自らでテーマを設定した地図を自由に作成することができる. GIS(地理情報システム)を利用した地図作成アプリケーションの使い方を理解し,与えられたテーマに沿った地図を作成することができる. GIS(地理情報システム)を利用した地図作成アプリケーションの使い方を理解し,与えられたテーマに沿った地図を概ね作成することができる. 左記に達していない.
評価項目3水害の一つである外水氾濫による被害を軽減するための洪水ハザードマップの役割を理解している.水害の一つである外水氾濫による被害を軽減するための洪水ハザードマップの役割を概ね理解している.水害の一つである外水氾濫による被害を軽減するための洪水ハザードマップの役割を少しは理解できている.左記に達していない.
評価項目4洪水ハザードマップの原材料である洪水浸水想定区域図を理解し,浸水深の計算力を身に付けている.洪水ハザードマップの原材料である洪水浸水想定区域図を理解し,浸水深の計算力を概ね身に付ける.洪水ハザードマップの原材料である洪水浸水想定区域図を理解し,浸水深の計算力を少しは身に付ける.左記に達していない.
評価項目5橋梁の構造について理解し、それを活かした橋造りができる。橋梁の構造について理解し、それを橋造りに導入しようと試みる。橋梁の構造について理解できる。左記に達していない.
評価項目6他者の作品から構造力学の基礎的な知識を習得できる。他者の作品の良いところを見つけることができる。他者の作品と自分の作品の違いがわかる。左記に達していない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・本実習では,土木工学に関連した知識の習得やそれらを踏まえたグループワークを通じて,実験計画の立て方,実験結果の整理や考察等,環境都市工学における実験・実習の基本的な所作を身に付ける.
・本実習は,環境都市工学科の教員である小澤広直(第1~5回),山本隆広(第6~10回),川上周司(第11~15回)の3名が順番に担当する.
・関連する科目:地理総合(環境1年必修),都市計画(環境4年必修)
授業の進め方・方法:
・地図作成実習(第1~5回,担当教員 小澤広直):地図に関する実習をグループで実施する.第1回での長岡高専・悠久山公園周辺でのまちあるきを踏まえつつ,第2~4回では環境都市工学での地図の種類や読み方,GIS(地理情報システム)の概要と作成方法を習得する.第5回では,それまでの4回の実習の成果をグループごとに口頭発表し,レポートとしてまとめる.
・第6~10回(担当教員 山本隆広):
・第11~15回(担当教員 川上周司):
注意点:
・実習を通じて,個人ではなくグループで一つの課題に取り組んでいくには何が必要なのか,どのようなプロセスで結果・成果を得ることができるのかを考えながら,授業に取り組むことに期待する.
・また,環境都市工学科で今後学習する一連の専門科目のベースとして本科目をとらえ,将来どのような専門知識を習得していくのかを学んでほしい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業内容,成績評価方法の説明
地図作成実習①:まちあるき(長岡高専・悠久山公園付近で実施,目に留まったインフラや風景を多く撮影する)
・目に留まったインフラやその風景について,環境都市工学の観点から機能や価値を説明できる.
2週 地図作成実習②:GIS(地理情報システム)の仕組みを学ぶ,まちあるきの写真の取り込みと表示 ・GIS(地理情報システム)の仕組みを説明できる.
・国土地理院地図(電子国土Web)やQGISなどのシステムに,まちあるきの写真を取り込み,表示させることができる.
3週 地図作成実習③:地図の種類と読み方を学ぶ,標高図(段彩図)や断面図などの地形図の作成 ・実社会で用いられている地図の種類とその読み方を説明できる.
・国土地理院地図(電子国土Web)やQGISなどを用いて,標高図(段彩図)や断面図などの地形図を作成できる.
4週 地図作成実習④:地図情報データの種類と使い方を学ぶ,最終回のグループ発表に向けて地図の作成などを行う ・日本国内で用いられている地図情報データの種類と使い方を説明できる.
・グループ発表に向けた地図や発表資料の作成ができる.
5週 地図作成実習⑤:まちあるきとその後に作成した地図について口頭発表(5分*10グループ, スライド*4枚作成),地図実習レポートの作成 ・他者に伝わるプレゼンテーションを行うことができる.
・地図作成実習のレポートを適切な形式で作成できる.
6週 洪水防御実習①:洪水ハザードマップの役割,洪水浸水想定区域図の作成の仕方 ・洪水ハザードマップの役割,洪水浸水想定区域図の作成の仕方について説明できる.
7週 洪水防御実習②:チュートリアルを用いた洪水浸水計算 ・チュートリアルを用いた洪水浸水計算ができる.
8週 洪水防御実習③:対象河川の洪水浸水計算と避難方法について検討 ・対象河川の洪水浸水計算と避難方法について検討することができる.
4thQ
9週 洪水防御実習④:グループごとに対象河川の洪水浸水計算と避難方法について発表 ・他者に伝わるプレゼンテーションを行うことができる.
10週 洪水防御実習⑤:考察とレポートの作成 ・レポートを適切な形式で作成できる.
11週 橋梁作成実習①:橋の構造、設計 ・様々な橋の構造を紹介し、その違いを説明できる.
・自分が持つ橋のイメージを具体化できる.
12週 橋梁作成実習②:新聞紙を用いた橋の作成1 ・具体化した橋を新聞紙を用いて作成できる.
13週 橋梁作成実習③:新聞紙を用いた橋の作成1、載荷実験1 ・自らが作成した橋に荷重をかけ、その破壊形式から課題を抽出できる.
14週 橋梁作成実習④:新聞紙を用いた橋の作成2、載荷実験2 ・失敗から課題を整理し、解決策を提案できる.
15週 橋梁作成実習⑤:新聞紙を用いた橋の作成2、載荷実験2、まとめ ・二度の実験から得た知見、課題を言語化しまとめることができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

グループ発表(地図実習)レポート(地図実習)グループ発表(洪水防御実習)レポート(洪水防御実習)載荷実験(橋梁作成実習)レポート(橋梁作成実習)その他(平常点)合計
総合評価割合15151515151510100
基礎的能力00000000
専門的能力15151515151510100
分野横断的能力00000000