現代倫理

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 現代倫理
科目番号 0046 科目区分 一般 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:倫理,東京書籍,2017 年/補助教材:プリント
担当教員 鈴木 覚

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(A)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育到達目標との関連の順で次ぎに示す。①倫理思想史の基本事項について理解する。80%(a1) (a3)、②現代の倫理的課題について理解する。20%(a2)。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1倫理思想史の基本事項について理解する。倫理思想史の基本事項について概ね理解する。左記に達していない。
評価項目2現代の倫理的課題について理解する。現代の倫理的課題について概ね理解する。左記に達していない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
古今東西の、世界観、人間観、人生観について学び、また、それらを踏まえた上で、技術者倫理を含む、現代の倫理的諸課題について学ぶ。これらを学ぶ中で、学生自らが、自分なりの視点を獲得できるようにする。 
○関連する科目:現代社会(前年度履修)、経済学(5年前期履修)、哲学(5年前期履修)、歴史学(5年前期履修)
授業の進め方・方法:
毎回、補助教材として授業内容に沿ったプリントを使用する。また、毎回、その日の授業内容についての確認小テストを行う。
注意点:
単なる受け身の態度ではなく、積極的な参加態度を望む。新聞やテレビのニュースなどにも、日頃関心をもって目を向けて欲しい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 青年期の意義 青年期の意義について理解する。
2週 青年期の課題と生き方 青年期の課題と生き方について理解する。
3週 人間とは何か、ギリシアの思想(1) 人間とは何か、ギリシアの思想(1)について理解する。
4週 ギリシアの思想(2) ギリシアの思想(2)について理解する。
5週 ギリシアの思想(3) ギリシアの思想(3)について理解する。
6週 キリスト教(1) キリスト教(1)について理解する。
7週 前期中間試験
8週 キリスト教(2)、イスラーム キリスト教(2)、イスラームについて理解する。
2ndQ
9週 仏教(1) 仏教(1)について理解する。
10週 仏教(2)、中国の思想(1) 仏教(2)、中国の思想(1)について理解する。
11週 中国の思想(2) 中国の思想(2)について理解する。
12週 日本人の精神風土 日本人の精神風土について理解する。
13週 人間の尊厳(1) 人間の尊厳(1)について理解する。
14週 人間の尊厳(2) 人間の尊厳(2)について理解する。
15週 前期末試験
16週 試験解説と発展授業(公害) 試験の確認及び公害について理解する。
後期
3rdQ
1週 人間の尊厳(3) 人間の尊厳(3)について理解する。
2週 人間の尊厳(4) 人間の尊厳(4)について理解する。
3週 民主社会の倫理(1) 民主社会の倫理(1)について理解する。
4週 民主社会の倫理(2) 民主社会の倫理(2)について理解する。
5週 新たな人間像の模索(1) 新たな人間像の模索(1)について理解する。
6週 新たな人間像の模索(2) 新たな人間像の模索(2)について理解する。
7週 後期中間試験
8週 自然や科学技術と人間とのかかわり 自然や科学技術と人間とのかかわりについて理解する。
4thQ
9週 「民主社会の成熟のために」 「民主社会の成熟のために」について理解する。
10週 「生命」 「生命」について理解する。
11週 「家族、地域社会、文化と宗教」 「家族、地域社会、文化と宗教」について理解する。
12週 「情報社会、国際平和と人類の福祉」 「情報社会、国際平和と人類の福祉」について理解する。
13週 「環境」 「環境」について理解する。
14週 「技術者と倫理」 技術者と倫理について理解する。
15週 学年末試験
16週 試験解説と発展授業(哲学史) 試験の確認及び哲学史について理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後5,後6,後16
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前16,後3,後4,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3後11
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3後11
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3後11
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3後12,後14

評価割合

試験(前期中間)試験(前期末)試験(後期中間)試験(学年末)その他の試験その他合計
総合評価割合202020201010100
基礎的能力202020201010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000