英語ⅡA

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 英語ⅡA
科目番号 0053 科目区分 一般 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Two Sides to Every Discussion (著者 Jonathan Lynch / Kotaro Shitori) 成美堂
担当教員 遠藤 修宏

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(E)と主体的にかかわる。各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を,到達目標,教科の重み,学習・教育目標との関連の順で次に示す.①与えられた課題について英語によるスピーチ,プレゼンテーション活動ができるように,必要な知識・技能を修得する 30%(e2),②パワーポイントを使用し,英語で論理的にスピーチ,プレゼンテーションができる 60%(b2)(b3),③英語での質疑応答ができる 10% (b3)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1与えられた課題について英語によるスピーチ,プレゼンテーション活動ができるように,必要な知識・技能を修得する 与えられた課題について英語によるスピーチ,プレゼンテーション活動ができるように,必要な知識・技能を概ね修得する 左記に達していない
評価項目2パワーポイントを使用し,英語で論理的にスピーチ,プレゼンテーションができるパワーポイントを使用し,英語で論理的にスピーチ,プレゼンテーションが概ねできる左記に達していない
評価項目3英語での質疑応答ができる英語での質疑応答が概ねできる左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英語によるスピーチやプレゼンテーションを行う上で必要とされる知識・技能について学習し,実際に人前でスピーチやプレゼンテーション(質疑応答を含む)に実践を行う。本科目は長岡技術科学大学アドバンスコースの「協働科目Ⅰ」の一つである(受講生は必ずしも長岡技術科学大学のアドバンスコース生になる必要はない。
授業の進め方・方法:
適宜,授業内容に沿ったショートスピーチによる発表活動から段階的に個々のプレゼンテーション活動へと進める授業スタイルに移行する活動を行う。
注意点:
プレゼンテーション活動そのものは個々の学習習熟度差を伴う活動であるため,主体的・自主的な活動への参加が求められる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (Unit 1)英語によるSpeech, Presentationを支えるCritcal Thinking, Pros & Consの授業説明 英語による スピーチ,プレゼンテーションの基本的な活動方法を理解する
2週 (Unit 1) University Entrance in Autumn 初歩的な発表形式であるShow & Tellを実際に実演→実践を行い,理解する
3週 (Unit 2) High School Sports Clubs 英語の論理提示順序を学び,日本語とは異なる論理形式を理解する
4週 (Unit 3) Fingerprint Attendance System 日本語とは異なる論理形式を理解した上で,ショートスピーチを行う
5週 (Unit 4) Foreign Sports Players 発表の上で大切な言葉の定義と効果と結果のスタイルを理解する
6週 (Unit 5) Experiences Vs. Material Goods 発表の上で大切な言葉の定義と効果と結果のスタイルを理解し,文の校正を実際に書いてみる
7週 (Unit 6) First Date 発表で必要な文の類似と相違を用いた効果的なコントラスト文を理解する
8週 (Unit 7) Consumption Tax 発表で必要な文の類似と相違を用いた効果的なコントラスト文を作成する
2ndQ
9週 (Unit 8) Female Pop Group 文内容を効果的に提供するための,アイコンタクトや声調を理解する
10週 論理的思考方法 1外部講師(長岡技大) 外部講師から具体的な論理的な発表体験をもとにプレゼンテーションの在り方を学ぶ
11週 論理的思考方法 2外部講師(長岡技大) 外部講師から具体的な論理的な発表体験をもとにプレゼンテーションの在り方を学ぶ
12週 (Unit 9) Social Networking in Services 文内容を効果的に提供するための,アイコンタクトや声調の多様性を理解する
13週 (Unit 10) Using Smartphones while Walking 視覚的な提示方法の確認をする
14週 (Unit 11) iPhone Vs. Android 視覚的な提示方法の確認をする
15週 発展的授業 授業を振り返って前期発表内容を復習する
16週 発展的授業 授業を振り返って前期発表内容を復習する
後期
3rdQ
1週 (Unit 7) 専攻科生の3分間英語プレゼンテーション  後期授業の内容を確認・理解する
2週 論理的思考 3 外部講師(長岡技大) 外部講師から具体的な論理的な発表体験をもとにプレゼンテーションの在り方を学ぶ
3週 論理的思考 4 外部講師(長岡技大) 外部講師から具体的な論理的な発表体験をもとにプレゼンテーションの在り方を学ぶ
4週 TEDから学ぶ 1 アメリカのTEDの発表を参考にして5分間を基本とした効果的なプレゼンテーションスタイルを理解する
5週 TEDから学ぶ 2
アメリカのTEDの発表を参考にして5分間を基本とした効果的なプレゼンテーションスタイルを理解する
6週 3分プレゼンテーション(私からの提案)日本語 日本語によるプレゼンテーション活動から基本的発表を学ぶ
7週 3分プレゼンテーション(私からの提案)英語資料作成 英語版によるプレゼンテーション活動の資料を基に基本的発表を学ぶ
8週 3分プレゼンテーション(私からの提案)英語発表 日本語によるプレゼンテーション活動から基本的発表を学ぶ
4thQ
9週 5分プレゼンテーション 日本語 学生個々に日本語から英語による発表準備を行う
10週 5分プレゼンテーション 英語資料作成 学生個々に日本語とは異なる論理形式で英語による発表準備を行う
11週 5分プレゼンテーション 英語発表予行練習 1 学生個々に発表の上で大切な言葉の定義を確認して英語による発表準備を行う
12週 5分プレゼンテーション 英語発表予行練習 2 学生個々に発表で必要な文の類似と相違を用いた効果的な英語による発表準備を行う
13週 5分プレゼンテーション 英語発表会
学生個々に英語による発表を行う
14週 発表会プレゼンテーションに対するフィードバック 学生個々に英語による発表会のあとの反省・講評を行う
15週 発展的授業 授業を振り返って後期発表内容を復習する
16週 発展的授業 授業を振り返って後期発表内容を復習する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合070201000100
基礎的能力070201000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000