都市計画A

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 都市計画A
科目番号 0074 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし/配布資料
【参考図書】伊藤雅春ら「都市計画とまちづくりがわかる本 第二版」彰国社,2017 ほか
担当教員 小澤 広直

到達目標

(科目コード:51961,英語名:Planning A)(授業計画の週は回と読替えること)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を順に以下に示す。①世界や日本の都市・地域の成り立ちについて理解する。(50%)(d1)②都市計画の仕組み・運用やそれらを踏まえた先進的な事例について理解する。(50%)(d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界や日本の都市・地域の成り立ちについて詳細に理解する世界や日本の都市・地域の成り立ちについて理解する世界や日本の都市・地域の成り立ちについて概ね理解する左記に達していない
評価項目2都市計画の仕組み・運用や先進的な事例について詳細に理解する都市計画の仕組み・運用や先進的な事例について理解する都市計画の仕組み・運用や先進的な事例について概ね理解する左記に達していない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
都市・地域計画に関する基本知識を身につけるとともに,それらの知識と社会的な背景とあわせて,現在の都市・地域における複合的・複雑的な課題を理解する.
第1回はイントロダクション(授業ガイダンスとアイスブレイク)を行う.前半(第2回~第8回)は世界や日本の都市計画の歴史について学習する.後半(第9回~第16回)は現在の日本の都市計画の制度を理解し,日本各地での先進的なまちづくりの事例から学ぶ.
授業の進め方・方法:
プロジェクター等を利用した授業を行う.今年度は,特に教科書を指定しないため,適宜資料を配布する.
注意点:
普段生活している都市・地域の環境に目を向けて,理解を深めてほしい.成績は,中間試験,期末試験,数回のミニレポートを総合して評価する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 都市計画とは(イントロダクション) 左記の内容を理解する
2週 世界の都市計画の歴史(その1:古代・中世・近世) 左記の内容を理解する
3週 世界の都市計画の歴史(その2:近代以降) 左記の内容を理解する
4週 日本の都市計画の歴史(その1:近世城下町まで) 左記の内容を理解する
5週 日本の都市計画の歴史(その2:欧米都市計画制度の導入と近代都市の建設) 左記の内容を理解する
6週 日本の都市計画の歴史(その3:戦災復興都市計画からまちづくり三法まで) 左記の内容を理解する
7週 日本の都市計画の歴史(その4:都市・地域再生,復興デザイン) 左記の内容を理解する
8週 中間試験
試験時間:50分
2ndQ
9週 現在の日本の都市計画制度(概論) 左記の内容を理解する
10週 まちづくりの主体(住民参加,ローカル・ガバナンスなど) 左記の内容を理解する
11週 都市デザイン(東京,横浜,大阪,神戸,福岡など) 左記の内容を理解する
12週 景観まちづくり(湿地都市・新潟のまちづくりなど) 左記の内容を理解する
13週 歴史まちづくり(歴史的町並み保全,重伝建保存地区など) 左記の内容を理解する
14週 交通まちづくり(富山・宇都宮LRT,MaaSなど) 左記の内容を理解する
15週 復興・防災まちづくり(平成以降の震災復興,防災・事前復興など) 左記の内容を理解する
16週 期末試験 試験時間:50分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。4
総合計画とマスタープランについて、説明できる。4

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000