交通工学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 交通工学
科目番号 0105 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 改訂 交通計画学 金子雄一郎 他 コロナ社
担当教員 小澤 広直

到達目標

(科目コード:51640,英語名:Traffic Engineering)(授業計画の週は回と読替えること)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を次に示す.①道路と交通の概要を理解する。(20%)(d1)②交通計画と四段階推定の概要を理解する。(40%)(d1)③パーソントリップ等の調査をとおして交通を理解する。(40%)(d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1道路と交通の概要を詳細に理解する。道路と交通の概要を理解する。道路と交通の概要を概ね理解する。左記に達していない
評価項目2交通計画と四段階推定の概要を詳細に理解する。交通計画と四段階推定の概ね理解する。交通計画と四段階推定の概要を概ね理解する。左記に達していない
評価項目3パーソントリップ等の調査をとおして交通を詳細に理解する。パーソントリップ等の調査をとおして交通を理解する。パーソントリップ等の調査をとおして交通を概ね理解する。左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
道路の交通を中心にハードウエアだけでなく利用面から見た道路についての理解を深め、社会的役割と実態を把握し、交通工学的な考え方もふまえ、その他の交通機関との関連、都市交通について考える。この科目は交通工学および道路工学について講義を行うものである。
〇関連する項目:計画学(3学年時履修)、都市計画A(前年度履修)、都市計画B(前年度履修)
授業の進め方・方法:
教科書および配布資料を基に、プロジェクター等を使用した授業を行う。
注意点:
自分が毎日利用している道路や交通機関に対して注意を払って観察する。成績は、中間試験、期末試験、数回のレポートを総合して評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 講義の進め方・全体の流れ
新潟県内の交通の現状
旅客・貨物の輸送動向
都市交通の現状
2週 交通の統計調査 P.T調査
全国道路・街路交通情勢調査
ICTを活用した交通調査
3週 交通需要予測 四段階推計法の理論
4週 交通・道路計画と事業評価 交通処理計画の手順
道路網計画の手順
道路整備計画の手順
道路事業評価制度について
5週 道路の交通容量 交通容量の区分
交通容量の算定方法とその活用
交通特性の分析方法
6週 道路の概要 ・道路の役割と機能
・道路の種類
7週 道路構造令の概要 ・道路構造令の趣旨
・道路構造令改正の経緯
・地域主権改革一括法
8週 中間試験 試験時間:50分
2ndQ
9週 道路構造の各規定 ・道路の区分と設計速度、設計車両
・幅員構成
・建築限界
・線形
・視距
・構造物・工作物
10週 道路の主要構造物の概要 ・土工
・橋りょう
・トンネル
11週 地域公共交通 ・公共交通の種類と概要
(主にバス交通)
12週 地域公共交通 ・地域公共交通計画の策定手順、内容など
13週 交通安全対策 ・自動車の交通安全対策
14週 交通安全対策 ・歩行者と自転車の交通安全対策
15週 交通施設、道路附属施設
・交通結節点
・道の駅、休憩施設
16週 期末試験 試験時間:50分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。4
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。4
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。4
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。4

評価割合

テストレポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000