経済学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 経済学
科目番号 0113 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は使用しない/教材としてPPT、プリントを随時使用する。
担当教員 五十嵐 一浩

到達目標

(科目コード:20591,英語名:Economics)(授業計画の週は回と読替えること)
この科目は長岡高専の教育目標の(A)と主体的に関わる。この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標と の関連を次の順に示す。 ①基本的な経済理論を理解し、現代の経済動向を多面的かつ論理的に説明できる。50%(a1)②市場経済を身近な経済活動を通して理解している。25%(a1) ③行動経済学の理論を理解し活用できる。25%(a1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な経済理論を理解し、現代の経済動向を多面的かつ論理的に詳細に説明できる。基本的な経済理論を理解し、現代の経済動向を多面的かつ論理的に説明できる。基本的な経済理論を理解し、現代の経済動向を多面的かつ論理的に概ね説明できる。左記に達しない。
評価項目2市場経済を身近な経済活動を通して詳細に理解している。市場経済を身近な経済活動を通して理解している。市場経済を身近な経済活動を通して概ね理解している。左記に達しない。
評価項目3行動経済学の理論を詳細に理解し活用できる。行動経済学の理論を理解し活用できる。行動経済学の理論を概ね理解し活用できる。左記に達しない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会の経済を理解するため、基本的な経済理論を理解する。その上で、実体経済と行動経済に基づいて地域経済の課題解決を思考・判断する。
○関連する科目:現代社会(1年)、世界史(1年)、現代倫理(2年)、日本史(2年)
授業の進め方・方法:
授業の前半は学習課題を理解し、後半はその課題解決のための時間とする。毎時間、授業後に学習プリントを提出する。
注意点:
基本的に毎回、授業後学習プリントを提出してもらう。
可能であれば各自でPC、タブレット、スマートフォンのいずれかを準備してほしい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス:経済学の意味と意義 授業の目的を理解するとともに、経済学の概略を把握する。
2週 市場経済(1)基本的概念 市場経済の基本を理解する。
3週 市場経済(2)需要と供給 需要と供給の多面性を理解する。
4週 市場経済(3)市場の失敗 市場機構と政府の関係を理解する。
5週 国民所得(1)基本的概念 国民所得の基本概念を理解する。
6週 国民所得(2)日本と世界の現状 国民所得から経済の実態を把握する。
7週 景気変動と経済成長(1) 景気変動と経済成長の基本を理解する。
8週 景気変動と経済成長(2) 過去の経済状況を理解する。
2ndQ
9週 景気変動と経済成長(3) 今後の経済状況を推測する。
10週 行動経済学(1)基本的概念 行動経済学の基本概念を理解する。
11週 行動経済学(2)理論 ナッジ理論とその応用について考える。
12週 行動経済学(3)活用 理論を実社会で応用する具体的方策を提案する。
13週 地域経済の分析と提案(1)実態把握 地域経済の実態を理解する。
14週 地域経済の分析と提案(2)課題 地域経済の課題を浮き彫りにする。
15週 地域経済の分析と提案(3)課題解決 地域経済の課題を解決する。
16週 期末試験
17週:試験解説・発展学習
試験時間80分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前6
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合602000020100
基礎的能力602000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000