建築学概論

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築学概論
科目番号 0123 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 西村 伸也

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す.
①建築の言葉を理解する.重み:33%, 学習・教育到達目標との関連: d1
②建築の作法を理解する.重み:33%, 学習・教育到達目標との関連: d1
③建築の考え方を理解する.重み:33%, 学習・教育到達目標との関連: d1

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築の言葉を十分に理解している建築の言葉を理解している建築の言葉を概ね理解している左記のレベルに達していない
評価項目2建築の作法を十分に理解している建築の作法を理解している建築の作法を概ね理解している左記のレベルに達していない
評価項目3建築の考え方を十分に理解している建築の考え方を理解している建築の考え方を概ね理解している左記のレベルに達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
私たちの建築・生活環境を改めて考えてみること、それを表現してみること、そして新たにデザインしてみることを学ぶ授業です。
授業の進め方・方法:
建築の言葉と作法と考え方を学習します。空間の生活との対応・空間機能のプログラミング・建築の人間に与える心理的影響・人体尺度と空間・建築の社会的な機能への要求・文化への対応などさまざまです。授業では、多様な視点から、建築を計画する時
の基本的な姿勢を学習するための講義・討論・演習を行います。
○関連する科目:都市計画(2)(前年度履修),環境都市計画(次年度履修)
注意点:
建築は創造的な行為です。計画のために必要となる多様で柔軟で正確な視点を、この授業から学習されることを期待しています。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (建築計画のオリエンテーション)講義のすすめかたと
講義概要を説明する。
左記内容を理解する
2週 (自分の住処のイメージマップ)住居の平面図を描く。 左記内容を理解する
3週 (住居のスケール)空間のスケール感の基本を獲得する
こととスケールの意味を学習する。
左記内容を理解する
4週 (かたちの知覚1)建築計画の中で使われるスケールの
知覚・知覚像と歪みについて学習する。
左記内容を理解する
5週 (かたちの知覚2)ゲシュタルト理論・錯視・遠近法に
関する理論と実例を学習する。
左記内容を理解する
6週 (かたちの知覚3)人間がもつスケール(パーソナルス
ペース)を計測する。
左記内容を理解する
7週 (かたちの知覚4)パーソナルスペースの特徴を学ぶ。 左記内容を理解する
8週 (集合住宅の計画1)フランス・ドイツ・オーストリア
の諸外国で計画されている集合住宅の空間的な特徴を
学習する。
左記内容を理解する
2ndQ
9週 (集合住宅の計画2)日本で計画された特徴ある集合住
宅事例の空間的な特徴を学ぶ。
左記内容を理解する
10週 (学校の計画1)フランス・ドイツの小中学校の事例か
ら、計画の特徴を学ぶ。
左記内容を理解する
11週 (学校の計画2)日本の小中学校の事例を概説し、集合
住宅の住戸群の計画、住棟形式の手法を概説し、その計
画的な意味を学習する。
左記内容を理解する
12週 (学校の計画3)学校を計画するときの基本的な考え方
とその歴史的な変遷を学ぶ。
左記内容を理解する
13週 (まちづくり1)「市街地の雁木通りの再開発・再生」に
ついて、雁木の機能と使われ方を検討する。
左記内容を理解する
14週 (まちづくり2)積雪地域の特有な雁木は、街区の環境
整備計画で保存・維持されるべきものか、現代的な空間
に変わるためには不必要なものなのかを検討する。
左記内容を理解する
15週 (まちづくり3)三条のまちづくりについて、住民と学
生との協働による活動で、里山の緑を中心市街地に移す
計画の特徴とその戦略を学ぶ。
左記内容を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4前1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ提出物・レポート合計
総合評価割合02000080100
基礎的能力0000000
専門的能力02000080100
分野横断的能力0000000