到達目標
(科目コード:51156,英語名:Physics ⅡB)授業計画の週は回と読替えること
この科目は長岡高専の学習・教育目標の(C)と主体的に関わる。
この科目の到達目標と、成績評価上の重み付け、各到達目標と長岡高専の学習・教育目標との関連を以下の表に示す。
① 電磁気学の基本法則を理解する。60% (c1)
② ベクトルや微積分を用いた電磁気学の現象の記述を理解する。40% (c1)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 電磁気学の基本法則を十分理解している。 | 電磁気学の基本法則を理解している。 | 電磁気学の基本法則を概ね理解している。 | 電磁気学の基本法則を理解していない。 |
評価項目2 | ベクトルや微積分を用いた電磁気学の現象の記述を十分理解している。 | ベクトルや微積分を用いた電磁気学の現象の記述を理解している。 | ベクトルや微積分を用いた電磁気学の現象の記述を概ね理解している。 | ベクトルや微積分を用いた電磁気学の現象の記述を理解していない。 |
評価項目3 | | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
物理学ⅠA,ⅠBで学習していない初等物理学のうち電磁気学の基本を学習する。
物理現象を微分積分の概念も取り入れて,より深く理解し、応用的な問題や計算問題も解く実力を育成することを目的とする。
〇関連する科目:物理学ⅡA(前期履修)
The aim of this course is to help students understand the basic principles of electromagnetism. It also enhances the development of students’ skill in solving problems of practical applications utilizing the differential and integral calculations.
授業の進め方・方法:
指定教科書に沿って講義を行う。特に重要な事項や式の導出等については重点的に指導する。さらに重要例題の解法について詳細に解説を行うことで知識や計算技能の定着を図るように配慮する。教科書の各章の重要問題は学生の自主学習の成果を見るためのレポート課題として課している。
注意点:
板書や講義中の話などの内容をメモするなど、積極的に講義に参加する習慣を身につけること、予習復習をし、自分でより多くの演習問題を解いてみることが特に重要である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
真空中の静電場:電荷とクーロンの法則 |
真空中の静電場:電荷とクーロンの法則を理解する
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2週 |
真空中の静電場:電場 |
真空中の静電場:電場について理解する
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3週 |
真空中の静電場:電場のGaussの法則 |
真空中の静電場:電場のGaussの法則について理解する
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4週 |
真空中の静電場:電位 |
真空中の静電場:電位の基本事項を理解する
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5週 |
真空中の静電場:電位 |
真空中の静電場:電位の発展的内容を理解する
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6週 |
真空中の静電場:問題演習 |
真空中の静電場:問題演習を行い、知識の定着・計算能力の向上を図る
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7週 |
導体と静電場:導体と電場 |
導体と静電場:導体と電場を理解する
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8週 |
導体と静電場:キャパシター |
導体と静電場:キャパシターについて理解する
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4thQ |
9週 |
導体と静電場:問題演習 |
導体と静電場:問題演習を行い知識の定着・計算能力の向上を図る
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10週 |
誘電体と静電場:誘電体と分極 |
誘電体と静電場:誘電体と分極について理解する
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11週 |
誘電体と静電場:問題演習 |
誘電体と静電場:問題演習を行い知識の定着・計算能力の向上を図る
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12週 |
直流回路:電流と起電力、オームの法則 |
直流回路:電流と起電力、オームの法則について理解する
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13週 |
直流回路:回路、抵抗の接続、キルヒホッフの法則 |
直流回路:回路、抵抗の接続、キルヒホッフの法則について理解する
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14週 |
直流回路:電流と仕事 |
直流回路:仕事率、ジュール熱等について理解する
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15週 |
直流回路:CR回路/問題演習 |
直流回路:CR回路/問題演習を行い知識の定着・計算能力の向上を図る
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16週 |
期末試験 17週:試験解説と発展授業 |
試験時間:80分
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 電気 | 導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。 | 4 | 後12,後13,後14,後15,後16 |
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。 | 4 | 後12,後13,後14,後15,後16 |
ジュール熱や電力を求めることができる。 | 4 | 後12,後13,後14,後15,後16 |
評価割合
| 期末試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 60 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |