科学技術英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 科学技術英語Ⅰ
科目番号 0189 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 CD付 完全改訂版 TOEICテスト直前の技術
担当教員 押木 守

到達目標

環境都市工学分野で仕事をする上において,英語は必要不可欠である.この授業では,精選された環境都市工学に関する問題に取り組むことを通して,英語表現に対する理解を深める.この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる. この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連は以下の通りである;1. 構造力学に関する英語表現を修得する. (25%) (d1), 2. 水理学に関する英語表現を修得する (25%) (d1), 3 鉄筋コンクリート工学に関する英語表現を修得する (25%) (d1), 4 地盤工学に関する英語表現を修得する (25%) (d1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1和文の中で主語、動詞、目的語を瞬時に同定できる。和文の中で主語、動詞、目的語を同定できる。左記に達しない。
評価項目2SVOの構文で文法的に正しい英文を書ける。SVOの構文で英文を書けるが、ところどころに誤りがある。左記に達しない。
評価項目3ただしい前置詞を選択できる。前置詞の使い方にところどころ誤りがある。正しい前置詞を選択できない。
評価項目41時間で200 word程度の英訳ができる。1時間で100 word程度の英訳ができる。左記に達しない
評価項目5TOEICの模試で400点以上のスコアが取れる。TOEICの模試で350点以上のスコアが取れる。左記に達しない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、和文英訳の技術を中心に講義する。まず、英文における主語、動詞、目的語の構成を説明し、SVO構文での英文の書き方を説明する。続いて、適切な前置詞、接続詞の使用法法を解説し、さらに、科学技術英語で汎用される英語表現について紹介する。和文英訳とは別に、授業ではTOEICのミニテストを実施する。
授業の進め方・方法:
授業開始15分程度を利用して、TOEICのミニテストを実施し、その後、講義形式での授業を実施する。
注意点:
ミニテストの総合評価として、TOEIC模試を授業内で実施するので各パートの予習・復習を行うこと。また、授業中に配付した資料を忘れずに持ってくること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンスおよび英文の基本ルール 左記の内容を理解する。
2週 英文の基本ルール2 左記の内容を理解する。
3週 英訳に取りかかる前の準備 左記の内容を理解する。
4週 SVOの形で英文を書く1 左記の内容を理解する。
5週 SVOの形で英文を書く2 左記の内容を理解する。
6週 SVOから受け身の英語構文へ 左記の内容を理解する。
7週 動名詞、不定詞の使い方 左記の内容を理解する。
8週 接続詞 左記の内容を理解する。
4thQ
9週 TOEIC模試 リスニングセクション 模試に取り組み、実践的な能力を涵養する。
10週 TOEIC模試 リーディングセクション 模試に取り組み、実践的な能力を涵養する。
11週 汎用表現の習得 左記の内容を理解する。
12週 英訳実践練習1 左記の課題の目標を達成する。
13週 英訳実践練習2 左記の課題の目標を達成する。
14週 英訳実践練習3 左記の課題の目標を達成する。
15週 学年末試験
16週 学年末試験返却と発展授業 試験の誤回答箇所を自分で修正できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3
英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。3
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。3
英語の発音記号を見て、発音できる。3
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。3
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。3
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。3
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。3
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。3
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。3
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。3
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解世界の歴史、交通・通信の発達から生じる地域間の経済、文化、政治、社会問題を理解し、技術者として、それぞれの国や地域の持続的発展を視野においた、経済的、社会的、環境的な進歩に貢献する資質を持ち、将来技術者の役割、責任と行動について考えることができる。3

評価割合

試験その他の試験レポート態度その他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000