地球科学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 地球科学
科目番号 0191 科目区分 専門 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし(補助教材:板書,プロジェクター,配布プリント)
担当教員 山本 隆広

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す.① 地球の生い立ちと大気圏・水圏・生物圏の内容を理解する.(60%) ② 地球システムが大気圏・水圏・地圏・生物圏の密接な関係で成り立っていること,そして現代は人間圏が地球環境の大きな担い手になってきたことを理解する.(40%)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安
評価項目1地球科学の概要について理解している地球科学の概要について概ね理解している
評価項目2大気の状態方程式を理解し,大気圧,大気の密度も理解している大気の状態方程式を概ね理解し,大気圧,大気の密度も概ね理解している
評価項目3地球の放射環境について理解している地球の放射環境について概ね理解している
評価項目4水の循環や流出解析について理解している水の循環や流出解析について概ね理解している
評価項目5極値頻度解析について理解している極値頻度解析について概ね理解している

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
まず地球科学の概要について説明する.広大な地球科学の分野のうち,大気,陸域に焦点をあててこれまで習った数学,物理,化学を基礎として授業を展開していく.
授業の進め方・方法:
主に配布プリントを利用した授業を行う.
注意点:
科目の内容が多岐にわたるため,各自予習・復習を計画的に行うこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 地球科学の全体像を理解する
2週 大気の状態方程式 左記の内容を理解する
3週 大気圧と大気の密度 左記の内容を理解する
4週 地球の放射環境(1) 左記の内容を理解する
5週 地球の放射環境(2) 左記の内容を理解する
6週 大気の安定度 左記の内容を理解する
7週 中間試験 左記の内容を理解する
8週 水の循環(1) 左記の内容を理解する
2ndQ
9週 水の循環(2) 左記の内容を理解する
10週 水の循環(3) 左記の内容を理解する
11週 流出解析(1) 左記の内容を理解する
12週 流出解析(2) 左記の内容を理解する
13週 気象環境 左記の内容を理解する
14週 極値頻度解析 左記の内容を理解する
15週 期末試験 左記の内容を理解する
16週 試験解説と発展授業 左記の内容を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3前4,前5
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3前4,前5
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3前4,前5
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3前1
マグマの生成と火山活動を説明できる。3前1
地震の発生と断層運動について説明できる。3前1
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3前1
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3前1
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3前1,前2,前3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3前4,前5
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3前4,前5
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3前2
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3前1,前4,前5
専門的能力分野別の専門工学建設系分野水理水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。3前12
流出過程、流況曲線について理解している。3前11
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。3前11
流出解析法について理解している。3前12
水文量の統計的性質について理解している。3前14
環境地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨を理解している。3前1,前4,前5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000