この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す.① 地球の生い立ちと大気圏・水圏・生物圏の内容を理解する.(60%) ② 地球システムが大気圏・水圏・地圏・生物圏の密接な関係で成り立っていること,そして現代は人間圏が地球環境の大きな担い手になってきたことを理解する.(40%)
概要:
まず地球科学の概要について説明する.広大な地球科学の分野のうち,大気,陸域に焦点をあててこれまで習った数学,物理,化学を基礎として授業を展開していく.
授業の進め方・方法:
主に配布プリントを利用した授業を行う.
注意点:
科目の内容が多岐にわたるため,各自予習・復習を計画的に行うこと.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。 | 3 | 前1 |
マグマの生成と火山活動を説明できる。 | 3 | 前1 |
地震の発生と断層運動について説明できる。 | 3 | 前1 |
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。 | 3 | 前1 |
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。 | 3 | 前1 |
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。 | 3 | 前2 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 前1,前4,前5 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 水理 | 水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。 | 3 | 前12 |
流出過程、流況曲線について理解している。 | 3 | 前11 |
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。 | 3 | 前11 |
流出解析法について理解している。 | 3 | 前12 |
水文量の統計的性質について理解している。 | 3 | 前14 |
環境 | 地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨を理解している。 | 3 | 前1,前4,前5 |