到達目標
(科目コード:A3110,英語名:Advanced Structural Material Technology of Civil Engineering)(本科目は第4学期に実施する.週に2回行うので十分注意すること.授業計画の週は回と読み替えること)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す.① RC構造物の設計法の考え方を理解する.20% (D1)、② プレストレストコンクリートの特徴を理解する.30%(D1)、③ コンクリート構造物の耐久性について理解する.30%(D1) 、④ 耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.20%(D1)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | RC構造物の設計法の考え方を詳細に理解する. | RC構造物の設計法の考え方を理解する. | RC構造物の設計法の考え方を概ね理解する. | 左記に達していない。 |
評価項目2 | プレストレストコンクリートの特徴を詳細に理解する. | プレストレストコンクリートの特徴を理解する. | プレストレストコンクリートの特徴を概ね理解する. | 左記に達していない。 |
評価項目3 | コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について詳細に理解する. | コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する. | コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について概ね理解する. | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この授業では、鉄筋コンクリートはりおよび柱の力学的挙動の理解を深め、さらにプレストレストコンクリート、耐震設計の考え方、コンクリート構造物の耐久性について解説する。
授業の進め方・方法:
板書およびディスカッションにより授業を進める。この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習としてレポート課題などを実施する.
注意点:
基礎知識として鉄筋コンクリート工学(1)および同(2)が必要である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
RC構造物の設計概念(1) |
RC構造物の設計法の考え方を理解する. RC構造物の設計法の考え方に関する課題1
|
2週 |
RC構造物の設計概念(2) |
RC構造物の設計法の考え方を理解する. RC構造物の設計法の考え方に関する課題2
|
3週 |
RC構造物の設計概念(3) |
RC構造物の設計法の考え方を理解する. RC構造物の設計法の考え方に関する課題3
|
4週 |
RC構造物の設計概念(4) |
RC構造物の設計法の考え方を理解する. RC構造物の設計法の考え方に関する課題4
|
5週 |
プレストレストコンクリート(1) |
プレストレストコンクリートの特徴を理解する. プレストレストコンクリートに関する課題1
|
6週 |
プレストレストコンクリート(2) |
プレストレストコンクリートの特徴を理解する. プレストレストコンクリートに関する課題2
|
7週 |
プレストレストコンクリート(3) |
プレストレストコンクリートの特徴を理解する. プレストレストコンクリートに関する課題3
|
8週 |
コンクリート構造物の劣化と耐久性(1) |
コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.耐久性に関する課題1
|
4thQ |
9週 |
コンクリート構造物の劣化と耐久性(2) |
コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.耐久性に関する課題2
|
10週 |
コンクリート構造物の劣化と耐久性(3 |
コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.耐久性に関する課題3
|
11週 |
コンクリート構造物の劣化と耐久性(4) |
コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.耐久性に関する課題4
|
12週 |
コンクリート施工の品質確保(1) |
コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.耐久性に関する課題5
|
13週 |
コンクリート施工の品質確保(2) |
コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.耐久性に関する課題6
|
14週 |
コンクリート施工の品質確保(3) |
コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.耐久性に関する課題7
|
15週 |
コンクリート施工の品質確保(4) |
コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.耐久性に関する課題8
|
16週 |
コンクリート施工の品質確保(5) 発展授業 |
コンクリート構造物の耐久性および耐久性の高いコンクリートの品質確保の手法について理解する.耐久性に関する課題9
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | コンクリートの長所、短所について、説明できる。 | 5 | 後12,後13,後14 |
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。 | 5 | 後12,後13,後14 |
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。 | 5 | 後8,後9,後10,後11 |
プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。 | 5 | 後5,後6,後7 |
プレストレス力の算定及び断面内の応力度の計算ができ、使用性を検討できる。 | 5 | 後5,後6,後7 |
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。 | 5 | 後8,後9,後10,後11 |
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。 | 5 | 後8,後9,後10,後11 |
コンクリート構造の種類、特徴について、説明できる。 | 5 | 後1 |
コンクリート構造の代表的な設計法である限界状態設計法、許容応力度設計法について、説明できる。 | 5 | 後2 |
曲げモーメントを受ける部材の破壊形式を説明でき、断面破壊に対する安全性を検討できる。 | 5 | 後3 |
曲げモーメントを受ける部材の断面応力度の算定、使用性(ひび割れ幅)を検討できる。 | 5 | 後4 |
せん断力を受ける部材の破壊形式を説明でき、せん断力に対する安全性を検討できる。 | 5 | 後4 |
構造 | 各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。 | 5 | 後1,後2,後3,後4 |
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。 | 5 | 後1,後2,後3,後4 |
評価割合
| レポート | 課題 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |