応用交通工学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 応用交通工学
科目番号 0005 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新谷洋二編都市交通計画第三版技報堂出版2017
担当教員 宮腰 和弘

到達目標

(科目コード:A3180 英語名:Applied Traffic Engineering)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる.
この科目の到達目標と,成績評価上の重み付け,各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を以下に示す.①交通の実体と基礎知識を理解する。(50%)(D1)②道路、空港関係の調査、試験、設計、施工について理解する。(50%)(D1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1交通の実体と基礎知識を詳細に理解する。交通の実体と基礎知識を理解する。交通の実体と基礎知識を概ね理解する。左記に達していない
評価項目2②道路、空港関係の調査、試験、設計、施工について詳細に理解する。②道路、空港関係の調査、試験、設計、施工について理解する。②道路、空港関係の調査、試験、設計、施工について概ね理解する。左記に達していない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 (D1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
交通の実体を把握し、その調査方法から推計、需要予測等を学習し 都市の公共輸送計画についても学習する。特に、後半は道路関係の調査、試験、設計、施工に関して学び、講義を行うことにより、基礎知識を身につける。
授業の進め方・方法:
プロジェクター等を利用した授業を行うとともにアクティブラーニングを取り入れる。この科目は、専攻科科目のため、事前・事後の学習としてレポートなどの課題を実施します。
注意点:
身の回りの交通状況や道路について把握し、理解を深める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 都市の発展と交通の発達 都市の発達と都市交通の変化の状況について述べる 左記の内容を理解する。
2週 交通の実体と特性 交通手段別の特性をそれぞれの交通機関別に見る 左記の内容を理解する。
3週 都市交通の調査 人、物、手段に着目してパーソントリップ調査及びOD調査を中心に調査方法を学習する 左記の内容を理解する。
4週 交通需要予測と4段階推定法  従来,使用されている4段階推定法について 左記の内容を理解する。
5週 道路管理計画と非集計分析法  ロジットモデルを主にした非集計分析について 左記の内容を理解する。
6週 モータリゼーションと都市交通  自動車交通の進展と都市交通の変化について 左記の内容を理解する。
7週 都市の公共輸送計画  鉄道やバスを中心とした公共輸送について新交通システムも含めて講じる 左記の内容を理解する。
8週 道路工学、古代の道路、道路の種類について説明する。道路の用途とそれに対応した道路の歴史
左記の内容を理解する。
4thQ
9週 道路工学、道路計画、設計等について説明する。設計車両、建築限界、規準区分設計速度
左記の内容を理解する。
10週 道路構造令、道路法に関して説明する。道路構造令に定められた横断構成等について
左記の内容を理解する。
11週 舗装の設計と路床・路盤、 舗装に関する構造・設計等について説明する。舗装の構成と舗装に関する調査法および設計法
左記の内容を理解する。
12週 道路土工(1) 調査法、試験方法について説明する。路盤に関する調査法および設計法等
左記の内容を理解する。
13週 道路土工(2) 盛土・切り土について説明する。道路盛土・切り土の設計方法等
左記の内容を理解する。
14週 道路施設
左記の内容を理解する。
15週 道路の維持と管理 左記の内容を理解する。
16週 期末試験
17週:試験解説と発展授業
試験時間:50分

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。5
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。5
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。5
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。5
重回帰分析を説明できる。5

評価割合

試験レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40600000100
基礎的能力0000000
専門的能力40600000100
分野横断的能力0000000