到達目標
(科目コード:A3140、英語名:Applied Hydraulics)(本科目は第1学期に実施する。週に2回行うので十分注意すること。授業計画の週は回と読み替えること。)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習。教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。
①流体力学の基礎方程式について理解する。(30%)(D1)、②水理現象における相似法則について理解する。(20%)(C2、D1)、③オリフィスや堰などの諸施設の働きについて理解する。(50%)(B2、D1、D2)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 流体力学の基礎方程式について詳細に理解する。 | 流体力学の基礎方程式について理解する。 | 流体力学の基礎方程式について概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 水理現象における相似法則について詳細に理解する。 | 水理現象における相似法則について理解する。 | 水理現象における相似法則について概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
評価項目3 | オリフィスや堰などの諸施設の働きについて詳細に理解する。 | オリフィスや堰などの諸施設の働きについて理解する。 | オリフィスや堰などの諸施設の働きについて概ね理解する。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
オリフィスや堰などの流量公式について述べ、実験によりこれを確かめる。次に、水理模型実験で必要となる相似法則について理解する。最後に流体の運動に関わる基礎方程式について述べる。
授業の進め方・方法:
この授業は学修単位科目のため、事前・事後学習として「週ごとの到達目標」欄に示す課題などを実施する。
注意点:
水理学Ⅰ、水理学ⅡA、水理学ⅡBが基礎知識として必要である。復習をしておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリフィス |
オリフィスについて説明できる。 オリフィスについての課題
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2週 |
水門 |
水門について説明できる。 水門についての課題
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3週 |
堰 |
堰について説明できる。 堰についての課題
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4週 |
オリフィス実験1 |
オリフィスについて実験を行い、理解を深める。 オリフィス実験についての課題1
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5週 |
オリフィス実験2 |
オリフィスについて実験を行い、理解を深める。 オリフィス実験についての課題2
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6週 |
次元解析 |
次元解析について説明できる。 次元解析についての課題
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7週 |
πの定理 |
πの定理について説明できる。 πの定理についての課題
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8週 |
相似則
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相似則について説明できる。 相似則についての課題
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2ndQ |
9週 |
流体力学の基礎方程式 |
流体力学の基礎方程式について説明できる。 流体力学の基礎方程式についての課題
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10週 |
連続の式 |
連続の式について説明できる。 連続の式についての課題
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11週 |
非粘性流体の運動方程式1 |
非粘性流体の運動方程式について説明できる。 非粘性流体の運動方程式についての課題
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12週 |
非粘性流体の運動方程式2 |
非粘性流体の運動方程式について説明できる。 非粘性流体の運動方程式についての課題
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13週 |
粘性流体の運動方程式 |
粘性流体の運動方程式について説明できる。 粘性流体の運動方程式についての課題
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14週 |
レイノルズ方程式 |
レイノルズ方程式について説明できる。 レイノルズ方程式についての課題
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15週 |
総合演習 |
これまでの学習内容についての総合演習問題を解くことができる。 これまでの学習内容についての課題
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16週 |
期末試験 17週:試験解説と発展授業 |
試験時間:80分
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 水理 | 完全流体の運動方程式(Eulerの運動方程式)を説明できる。 | 5 | 前11,前12,前13 |
連続の式を説明できる。 | 5 | 前10 |
評価割合
| 期末試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |