総合英語

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 総合英語
科目番号 0002 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科一般科目 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Two Sides to Every Discussion (著者 Jonathan Lynch / Kotaro Shitori) 成美堂
担当教員 福田 昇

到達目標

(科目コード:A0120 英語名:Comprehensive English) この科目は長岡高専の教育目標の(E)と主体的にかかわる。各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を,到達目標,教科の重み,学習・教育目標との関連の順で次に示す.①与えられた課題について英語によるスピーチ,プレゼンテーション活動のために必要な知識・技能を修得する 30%(e2),②英語で論理的にスピーチ,プレゼンテーションができる 60%(b2)(b3),③英語での質疑応答ができる 10% (b3)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1与えられた課題について英語によるスピーチ,プレゼンテーション活動ができるように,必要な知識・技能を修得する 与えられた課題について英語によるスピーチ,プレゼンテーション活動ができるように,必要な知識・技能を概ね修得する 左記に達していない
評価項目2英語で論理的にスピーチ,プレゼンテーションができる英語で論理的にスピーチ,プレゼンテーションが概ねできる左記に達していない
評価項目3英語での質疑応答ができる英語での質疑応答が概ねできる左記に達していない
評価項目4英語による発声法,発音,明瞭さ,文章の強勢ができる英語による発声法,発音,明瞭さ,文章の強勢が概ねできる左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英語によるスピーチやプレゼンテーションを行う上で必要とされる知識・技能(発声法,発音,明瞭さ,文の強勢,質疑応答の方法)について学習する。
授業の進め方・方法:
授業内容に沿ったショートスピーチによる発表活動から段階的に各自が特別研究で行っている研究内容を題材として,英語によるプレゼンテーションの構成,技術英語で使われる表現,文章の正確さ,発声の方法について理解し,修得する。
注意点:
プレゼンテーション活動そのものは個々の学習習熟度差を伴う活動であるため,主体的・自主的な活動への参加が求められる。また,日本語とは異なる英語の文構成や発声法に常に意欲的に取り組むことが要求される。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (Unit 1)英語によるSpeech, Presentationを支えるCritcal Thinking, Pros & Consの授業説明 英語による スピーチ,プレゼンテーションの基本的な活動方法を理解する
2週 (Unit 1) University Entrance in Autumn 初歩的な発表形式であるShow & Tellを実際に実演→実践を行い,理解する
3週 (Unit 2) High School Sports Clubs 英語の論理提示順序を学び,日本語とは異なる論理形式を理解する
4週 (Unit 3) Fingerprint Attendance System 日本語とは異なる論理形式を理解した上で,ショートスピーチを行う
5週 (Unit 4) Foreign Sports Players 発表の上で大切な言葉の定義と効果と結果のスタイルを理解する
6週 (Unit 5) Experiences Vs. Material Goods 発表の上で大切な言葉の定義と効果と結果のスタイルを理解し,文の校正を実際に書いてみる
7週 中間試験:英語による発表評価     (Unit 6) First Date 発表時間:50分         発表で必要な文の類似と相違を用いた効果的なコントラスト文を理解する
8週 (Unit 7) Consumption Tax 発表で必要な文の類似と相違を用いた効果的なコントラスト文を作成する
2ndQ
9週 (Unit 8) Female Pop Group 文内容を効果的に提供するための,アイコンタクトや声調を理解する
10週 論理的思考方法 日本語とは異なる英語の文構成を学ぶ 具体的な論理的な発表体験をもとにプレゼンテーションの在り方を学ぶ
11週 論理的思考方法 英語による三段論法の表現法を学ぶ 論理的な思考法をもとにプレゼンテーションの在り方を学ぶ
12週 (Unit 9) Social Networking in Services 文内容を効果的に提供するための,アイコンタクトや声調の多様性を理解する
13週 (Unit 10) Using Smartphones while Walking 視覚的な提示方法の確認をする
14週 (Unit 11) iPhone Vs. Android 視覚的な提示方法の確認をする
15週 発展的授業 授業を振り返って前期発表内容を復習する
16週 前期末試験:英語による発表評価  
17週:発表の評価解説・発展的授業
試験時間:50分         授業を振り返って前期発表内容を復習する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。4
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。4
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。4
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。4
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。4
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。4
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。4
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。4
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。4
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。4
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。4
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4
他者の意見を聞き合意形成することができる。4
合意形成のために会話を成立させることができる。4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4
事実をもとに論理や考察を展開できる。4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。4
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10501010200100
基礎的能力10501010200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000