(科目コード:A0410,英語名:Introduction of Intellectual Property Rights)(本科目は第1,2学期に実施する。週に1回行うので十分注意すること。授業計画の週は回と読替えること)
この科目は長岡高専の教育目標の(C), (E), (F)と主体的に関わる。この科目の到達目標を関連を示す。①特許制度(知的財産制度)の概要が分かる。(c2、50%)②特許明細書が作成できる(e2,f2、25%)③特許権の内容が理解できる(e2、25%)。
概要:
本講座は、特許事務所で知的財産権に関する実務を担当している教員が、その経験に基づいて講義を行うものである。知的財産の中で本学学生に将来、最も必要となる特許法を中心に、その基礎知識を習得させ、更に進んで特許明細書の書き方など、実践的な知識・技能を習得させるものである。また、本講座における具体的な達成目標は以下の通りである。
1 知的財産権に関する最低限の法的知識の習得
2 特許明細書を読むこと、特許明細書を書くことの知識・技能の習得
3 知的財産権をめぐる紛争の対処・検討ができる能力の習得
4 外国特許制度についての基礎知識の習得
授業の進め方・方法:
参考書:1 工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第20版〕発明推進協会発行、2 平成29年改正 知的財産権法文集 平成30年4月1日施行版 発明推進協会発行
この授業は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート課題などを実施します。
注意点:
講義内容を理解・習得するためには、講義聴講が重要となる。特に、後半の演習(1)~(5)は出席して討論することが必須要件である。1 自宅起案あり、2 受講に際し、必ずA4のレポート用紙及びホチキス持参、3 演習(1)から演習(5)の評価点(演習(1)乃至(5)の各採点結果をもとに総合評価を行う。60点以上を合格とする。なお、演習(5)は演習(1)乃至(4)に比し、評価の比重が高い。)、4 演習(1)乃至(5)中、2つ未提出の場合、不合格。なお、演習の提出期限は厳守、5 他人の文章のコピーアンドペーストによって作成した演習は認めない
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前13 |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前13 |
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前8,前13 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 4 | 前1,前2,前3,前6,前7,前8,前13 |