生命科学

科目基礎情報

学校 長岡工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 生命科学
科目番号 0020 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科専門共通科目 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 河本 絵美

到達目標

この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、成績評価上の重み付け、各到達目標と長岡高専の学習・教育目標との関連を次に示す。①生命の基本である細胞や細胞構成成分について理解する 35%(C1)、②生命活動のしくみについて理解する 35%(C1)、③生命工学技術と社会との関わりについて理解する 30%(C2)。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1生命の基本である細胞や細胞構成成分について理解する生命の基本である細胞や細胞構成成分について概ね理解する左記に達していない
評価項目2生命活動のしくみについて理解する 生命活動のしくみについて概ね理解する 左記に達していない
評価項目3生命工学技術と社会との関わりについて理解する生命工学技術と社会との関わりについて概ね理解する左記に達していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
私たち人類を含め、地球上には様々な生物が存在している。本講義では、「生物が何でできていて、どのようなしくみで動いているのか」という疑問について、分子レベル、細胞レベル、個体レベル、それぞれの観点から解説をしていく。本講義を通して、生命現象の不思議さや面白さと感じ取り、「生きている」ことの価値を再認識してほしい。また、幅広い視野をもった技術者になってほしい。
関連する科目:基礎生物工学(mb2年次履修)、生物化学Ⅰ(mb3年次履修)、生物化学Ⅱ(mb4年次履修)、衛生工学(ci3年次履修)
授業の進め方・方法:
適宜、授業内容に沿った小テストを行う。
注意点:
自身が生きていることと照らし合わせながら理解に努めてほしい。授業態度、出席率の著しく悪い者についてはさらなる課題を課す

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生命とは 生物の共通性について理解する
2週 受精 有性生殖と無性生殖など、受精のしくみについて理解する
3週 脳・神経 ニューロンについて理解する
4週 感覚器 目、耳の仕組みについて理解する
5週 効果器 筋肉、骨のしくみについて理解する
6週 ホメオスタシス ホルモンや神経伝達物質のはたらきについて理解する
7週 中間のまとめ
8週 中間試験
2ndQ
9週 生体分子 生物が何でできてるかを理解する
10週 細胞の構造 細胞の構造と性質について理解する
11週 遺伝情報 DNAと遺伝子、遺伝のしくみについて理解する
12週 代謝とエネルギー 物質のエネルギー代謝について理解する
13週 細胞の増殖と死 発生と分化について理解する
14週 免疫とELISA(実験) 免疫反応とその応用技術について理解する
15週 前期末試験
16週 発展授業

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。4
企業には社会的責任があることを認識している。4
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。4
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。4
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。4
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。4
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。4
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。4
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。4
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力505000055
専門的能力405000045
分野横断的能力0000000