到達目標
(科目コード:A0370、英語名:Life Science)(本科目は 2 時限/回の授業を週に2回行う形式で進めるので十分注意すること)
この科目は長岡高専の教育目標の(C)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、成績評価上の重み付け、各到達目標と長岡高専の学習・教育目標との関連を次に示す。①生命の基本である細胞や細胞構成成分について理解する 35%(C1)、②生命活動のしくみについて理解する 35%(C1)、③生命工学技術と社会との関わりについて理解する 30%(C2)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 生命の基本である細胞や細胞構成成分について詳細に理解する | 生命の基本である細胞や細胞構成成分について理解する | 生命の基本である細胞や細胞構成成分について概ね理解する | 左記に達していない |
評価項目2 | 生命活動のしくみについて詳細に理解する | 生命活動のしくみについて理解する | 生命活動のしくみについて概ね理解する | 左記に達していない |
評価項目3 | 生命工学技術と社会との関わりについて詳細に理解する | 生命工学技術と社会との関わりについて理解する | 生命工学技術と社会との関わりについて概ね理解する | 左記に達していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
生命科学分野は工学技術の発展に伴って急速な進歩を遂げている。本講義では、「生物が何でできていて、どのようなしくみで動いているのか」という疑問について、分子レベル、細胞レベル、個体レベル、それぞれの観点から解説し、それらと工学技術との関連についても説明する。本講義を通して、生命現象の不思議さや面白さと感じ取り、「生きている」ことの価値を再認識してほしい。また、生命科学の分野と自身の技術との接点を見いだし、技術者として幅広い視野を身につけられるように努めてほしい。
関連する科目:基礎生物工学(mb2年次履修)、生物化学Ⅰ(mb3年次履修)、生物化学Ⅱ(mb4年次履修)、衛生工学(ci3年次履修)
授業の進め方・方法:
この授業は学修単位科目のため、事前・事後学習として「週ごとの到達目標」欄に示す課題などを実施する。
注意点:
授業態度、出席率の著しく悪い者についてはさらなる課題を課す。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
2ndQ |
9週 |
生命科学と情報科学 |
第1回:バイオインフォマティクスの概要を知る 課題(塩基配列の予測等) 第2回:バイオインフォマティクスの手法を知る 課題(バイオインフォマティクスの手法を調べる)
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10週 |
脳・神経、骨 |
第3回:生体応答のしくみを理解する 課題(脳の構造としくみ、神経伝達のしくみ) 第4回:生体応答のしくみを理解する 課題(骨のしくみと構造)
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11週 |
筋肉、感覚器 |
第5回:生体応答のしくみを理解する 課題(筋肉のしくみと構造) 第6回:生体応答のしくみを理解する 課題(感覚器のしくみと構造)
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12週 |
生物を構成している原子・分子 |
第7回:生体構成成分を理解する 課題(タンパク質、糖、脂質等) 第8回:代謝のしくみを理解する 課題(異化と同化、メタボリックシンドローム)
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13週 |
細胞の構造・発生と進化 |
第9回:細胞について理解する 課題(細胞小器官の名称と働き、生殖・発生) 第10回:生物の進化について理解する 課題(細胞内共生説)
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14週 |
遺伝情報の維持と発現 |
第11回:遺伝子発現のしくみを理解する 課題(複製、転写、翻訳) 第12回:遺伝子工学技術について理解する 課題(PCR、遺伝子組換え生物)
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15週 |
免疫 |
第13回:生体防御のしくみを理解する 課題(細胞性免疫、体液性免疫) 第14回:感染症防御について理解する 課題(ワクチン等)
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16週 |
期末試験 第17週:試験解説・発展授業 |
試験時間:50分
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 地球上の生物の多様性について説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12,前14,前16 |
生物の共通性と進化の関係について説明できる。 | 4 | 前13,前16 |
生物に共通する性質について説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12,前14,前16 |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 4 | 前9,前15,前16 |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 4 | 前9,前15,前16 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |