Course Objectives
1.文章中で使用される語句や表現を理解し、それらの意味を適切な言葉を用いて説明することができる。
2.論理や文章の展開を理解し、文章の趣旨を適切な言葉を用いて説明することができる。
3.授業内で用いた文章の内容を適切に咀嚼したうえで、自らの意見を構築し、それを文章によって表現することができる。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
文章中で使用される語句や表現を理解し、それらの意味を適切な言葉を用いて説明することができる。 | 文章中の語句や表現を、適切な言葉を用いて説明することができ、実際に自分で使用することができる。 | 文章中の語句や表現の意味を説明することができる。 | 文章中の語句を説明することができず、自分で使用することができない。
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論理や文章の展開を理解し、文章の趣旨を適切な言葉を用いて説明することができる。 | 文章の主意を、適切な言語を用いて文章として説明することができる。 | 教科書の文章を用いながら、文章の主意がどこにあるかを説明することができる。 | 文章の主旨を説明することができず、それを適切な言語を用いて文章化することができない。 |
授業内で用いた文章の内容を適切に咀嚼したうえで、自らの意見を構築し、それを文章によって表現することができる。 | 文章の内容を適切に理解し、内容を踏まえたうえで、自らの意見を文章によって表現することができる。 | 文章の内容を踏まえ、自らの意見を表明することができる。 | 文章の内容を適切に理解できず、内容を踏まえて、自らの意見を構築することができない。 |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
1.漢字や語彙などの基本的な知識を身につけ、論理構成に即して、さまざまな文章の趣旨を理解できるようにする。
2.読んだ文章を踏まえたうえで、自身の意見や考えを構築し、他者に伝わる適切な文章を書けるようにする。
Style:
担当教員による講義およびグループワーク。
Notice:
文章を読むだけではなく、それを踏まえたうえで自らの考えを構築し、他の受講生と意見を共有し合いながら自らの考えを見直すという有意義な時間が形成できるように、授業内で提示された課題には積極的に取り組む姿勢が望まれる。
また授業計画は、 受講者の理解度に応じて変更する場合がある。
Characteristics of Class / Division in Learning
Course Plan
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Theme |
Goals |
2nd Semester |
3rd Quarter |
1st |
ガイダンス 夏目漱石『こころ』① |
本授業の目的や具体的な学習方法について、説明できる。 『こころ』がどのような小説であるかを理解し、説明することができる。
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2nd |
夏目漱石『こころ』② |
Kと「私」の関係について理解し、説明することができる。
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3rd |
夏目漱石『こころ』③ |
Kと「私」と奥さんの関係を、ジラールの「欲望の三角形」の図式を用いて理解し、説明することができる
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4th |
夏目漱石『こころ』④ |
Kが自殺した理由を理解し、説明することができる。
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5th |
西谷修『いのちのかたち』① |
なぜ「死がひとりで完結するものではないのか」を理解し、説明することができる。
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6th |
西谷修『いのちのかたち』② |
「生理学的指標に還元できる」現象とはどのようなことか理解し、説明することができる。
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7th |
西谷修『いのちのかたち』③ |
「近代の錯覚」や「科学の全能性」がどのようなものかを理解し、近代科学の限界と乗り越えるべき課題を各自考察し、意見を表明することができる。
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8th |
前期中間試験 |
第1~7回の授業の内容について確認する試験で、50/100点以上を取得できる。
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4th Quarter |
9th |
答案返却 |
前期中間試験の内容について理解し、国語の記述問題や読解問題に対する理解を深めることができる。
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10th |
兼好法師「家居のつきづきしく」『徒然草』 |
『徒然草』における「無常」の意味を理解し、説明することができる。
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11th |
兼好法師「世に語り伝ふること」『徒然草』 |
本文中の二項対立を理解し、「まことしくあひしらひて」がどうすることであるかを理解し、説明することができる。
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12th |
今福龍太『意味論的旅と越境』① |
「認識の不条理」が何を示しているか、説明できる。
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13th |
今福龍太『意味論的旅と越境』② |
教科書中に出てくる二項対立を整理することができ、わかりやすく説明することができる。
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14th |
今福龍太『意味論的旅と越境』③ |
越境と政治的制度の衝突について理解し、説明することができる。
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15th |
期末試験 |
第11~15回の授業の内容について確認する試験で、50/100点以上を取得できる
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16th |
答案返却 |
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 課題テスト | 提出物 | Total |
Subtotal | 80 | 10 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 10 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |