物理学Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 物理学Ⅲ
科目番号 0045 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 物理基礎、物理 (数研出版)
担当教員 山腰 等,豊嶋 剛司

到達目標

1.熱とエネルギー関係を理解し問題が解ける。
2.波について理解し問題が解ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
熱について理解し、基礎問題が解ける熱について理解し、応用問題が解ける熱について理解し、基礎問題が解ける熱について説明できない
波について理解し、基礎問題が解ける波について理解し、応用問題が解ける波について理解し、基礎問題が解ける波について説明できない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
知識を覚えるだけではなく,理解して定着させることに主眼を置く。
授業の進め方・方法:
講義
注意点:
質問がある場合には,授業時間や放課後等できるだけ早く解決するように。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 熱と熱量 熱量について理解する
2週 熱と比熱 熱容量と比熱について理解する
3週 熱と物体の状態 物体の三態について理解する。
4週 熱と仕事 ジュールの実験について理解する.
5週 気体と熱 ボイル・シャルルの法則について学ぶ.
6週 不可逆変化 熱機関、熱力学第二法則について理解する。
7週 問題演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 波の性質 波が何であるか理解する
10週 波の伝わり方 波長、周期、速さについて理解する
11週 横波と縦波 縦波と横波の違いについて理解する
12週 重ね合わせの原理 重ね合わせの原理を用いて問題を解く
13週 ホイヘンスの原理 波の伝わり方をホイヘンスの原理を使って説明する.
14週 問題演習
15週 期末試験
16週 回答返却、答え合わせ、アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理原子や分子の熱運動と絶対温度との関連について説明できる。3前1
時間の推移とともに、熱の移動によって熱平衡状態に達することを説明できる。3前1,前2
物体の熱容量と比熱を用いた計算ができる。3前2
熱量の保存則を表す式を立て、熱容量や比熱を求めることができる。3前2
動摩擦力がする仕事は、一般に熱となることを説明できる。3前4
ボイル・シャルルの法則や理想気体の状態方程式を用いて、気体の圧力、温度、体積に関する計算ができる。3前5
気体の内部エネルギーについて説明できる。3前5
熱力学第一法則と定積変化・定圧変化・等温変化・断熱変化について説明できる。3前5
エネルギーには多くの形態があり互いに変換できることを具体例を挙げて説明できる。3前6
不可逆変化について理解し、具体例を挙げることができる。3前6
熱機関の熱効率に関する計算ができる。3前6
波動波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。3前9,前10
横波と縦波の違いについて説明できる。3前9,前11
波の重ね合わせの原理について説明できる。3前12
波の独立性について説明できる。3前12
2つの波が干渉するとき、互いに強めあう条件と弱めあう条件について計算できる。3前12,前13
定常波の特徴(節、腹の振動のようすなど)を説明できる。3前12,前13
ホイヘンスの原理について説明できる。3
波の反射の法則、屈折の法則、および回折について説明できる。3
弦の長さと弦を伝わる波の速さから、弦の固有振動数を求めることができる。3
気柱の長さと音速から、開管、閉管の固有振動数を求めることができる(開口端補正は考えない)。3
共振、共鳴現象について具体例を挙げることができる。3
一直線上の運動において、ドップラー効果による音の振動数変化を求めることができる。3
自然光と偏光の違いについて説明できる。3
光の反射角、屈折角に関する計算ができる。3
波長の違いによる分散現象によってスペクトルが生じることを説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000