到達目標
◯現代社会における青年の立ち位置を理解し、自らが自らとして生きることと社会とつながることの密接な関わりを、エリクソンのアイデンティティ概念の考察を通して了解する。
◯現代社会の基礎的ルールである法の支配・立憲主義の根幹をなす人権の保障という民主政治の基本原理について理解し、その諸課題を指摘できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 青年の人生とアイデンティティとの密接な連関を理解し、このことを説得力のある仕方で批判的に評価することができる。 | 青年の人生とアイデンティティとの密接な連関を理解し、このことを批判的に評価することができる。 | 青年の人生とアイデンティティとの密接な連関についての理解が不足し、適切な論評が行えていない。 |
評価項目2 | 法の支配・立憲主義・人権の保障という民主主義の基本原理を理解し、これらについて説得力あるしかたで批判的に評価できる。 | 法の支配・立憲主義・人権の保障という民主主義の基本原理を理解し、これらについて批判的に評価できる。 | 法の支配・立憲主義・人権の保障という民主主義の基本原理についての理解が不足し、これらについての適切な論評が行えていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
公共社会と関わり合わざるをえない現代をいかに生きるかについて考えることを根本問題に据え、青年の立ち位置や課題を考察すること、社会の基本ルールである憲法の基本原理とされている人権の保障の根拠を考察することを目的とします。
授業の進め方・方法:
講義(100%),授業形態A(教員→学生)90%・B(教員⟷学生)10%、教育手法1(普通の授業)
注意点:
ほぼ毎回レジュメと資料を配るので、受講者は毎回出席して資料に漏れがないようにすること。授業で求められるのは、テキストを読み解く力、それとの対決を通して自分の考えをまとめる力、それを表現する力です。極力休まずに出席して、授業の中で自分で考えるトレーニングを積んで下さい。なお学生の理解度に応じて授業計画を変更する場合があります。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、青年期の特徴 |
学習内容および評価の方法についてのガイダンス 青年期に起こる身体的・心理的・社会的変化の詳細について理解する。
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2週 |
青年期の課題-自我の発見 |
自我のめざめと共に私たちが直面する心理的問題を考える。
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3週 |
青年期の課題−孤独感 |
孤独感の深まりと昇華について考える。
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4週 |
青青年期の課題-アイデンティティの危機 |
青年期に訪れるアイデンティティの危機を心理的側面から考える。
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5週 |
青年期の課題-アイデンティティの感覚の保持と強化① |
アイデンティティの感覚の保持の意義を心理的側面から考える。
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6週 |
青年期の課題―アイデンティティの感覚の保持と強化② |
アイデンティティの感覚の保持の意義をエリクソンの漸成発達図式と関連づけて考える。
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7週 |
青年期の課題―モラトリアムを経て「大人」になる |
アイデンティティの形成を社会的側面から考える。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
民主政治の成立 |
民主政治成立の歴史をふまえつつ民主主義と人権思想の関連を理解する
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10週 |
社会契約説―ホッブズ、ロック |
市民革命の理論的基礎fであったホッブズ、ロックの社会契約説を読み、人権説の根拠を考える
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11週 |
社会契約説の意義 |
新たな社会思想・政治思想としての社会契約説が持つ意義を理解する
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12週 |
民主政治の基本原理 |
民主政治を構成する基本原理としての人権の保障、法の支配、立憲主義、国民主権、権力分立を理解する
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13週 |
日本国憲法の成立 |
日本の敗戦・降伏から日本国憲法制定までの経緯を理解する
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14週 |
日本国憲法の基本原理−個人・人権の尊重 |
日本国憲法の条文を読み、そこに示される個人の尊重、基本的人権の尊重について考察する
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験の返却、講評 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |