機械製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機械製図Ⅰ
科目番号 0076 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 機械製図 実教出版 ISBN:978-4-407-20235-9
担当教員 増山 圭一

到達目標

機械製図の基礎(規格,用具の使い方,文字と線,基礎的な図形,投影図,製作図,寸法記入,公差,ねじ製図,軸継ぎ手,歯車,溶接継手)について学習し,関連する製図を書くことにより知識と技能を習得する.具体的には下記ルーブリックの各項目が到達目標 になる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
楕円の製図 機械製図と規格,補助指示記号,図面に用いる文字と線,線の種類と優先順位,投影法に関する設問同左の評価項目について80%理解する.同左の評価項目について70%理解する.同左の評価項目について60%理解する.
尺度に関する設問,部品欄に示される用語,部品欄に示される材料記号,質量計算,主投影図と断面図示 ,寸法補助記号の意味,寸法表記法,テーパに関する設問 同左の評価項目について80%理解する. 同左の評価項目について70%理解する.同左の評価項目について60%理解する.
寸法公差の用語,寸法公差の測定器具名称,( )寸法の意味と必要性,はめ合いの種類,使用工具と表面粗さ,表面性状の図示,スケッチ用具,データムの意味 同左の評価項目について80%理解する.同左の評価項目について70%理解する.同左の評価項目について60%理解する.
ねじ製図,ボルト,軸の選定に関する設問,歯車各部の名称,事前通知(ねじ製図提出)同左の評価項目について80%理解する.同左の評価項目について70%理解する.同左の評価項目について60%理解する.
軸継ぎ手,歯車,溶接継手について製図法の習得同左の評価項目について80%理解す同左の評価項目について70%理解する.同左の評価項目について60%理解する.

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械製図の基礎(規格,用具の使い方,文字と線,基礎的な図形,投影図,製作図,寸法記入,公差,ねじ製図,軸継ぎ手,歯車,溶接継手)について学習し,関連する製図を書くことにより知識と技能を習得する.
授業の進め方・方法:
機械製図は1と2があり 前期1単位を機械製図1として,後期1単位を機械製図2として 学習する.試験は中間試験と期末試験の各2回の試験行い70%評価する. 進度に応じて図面の提出を求め 30%評価して これらを総合評価して成績に反映する.
注意点:
製図の書き方の理解を試験と実際の製図を行うことにより評価する.製図室での製図は 事前に 通告する.
それ以外は 教室での 講義 となる.
本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。
評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることがで きる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二津野面の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二つの図形の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
2週 線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二津野面の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二つの図形の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
3週 線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二津野面の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二つの図形の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
4週 線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二津野面の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二つの図形の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
5週 線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二津野面の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二つの図形の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
6週 線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二津野面の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
線の用法 主投影図の配置と決定
弦と円弧長さの表記法 穴寸法の表記法 テーパーの表記法 面取りの表記法法 二つの図形の交わりと図示 断面図示法 形鋼の表記法について理解する.
7週 中間試験 断面図示課題を含む 上記内容に関する試験を実施し,理解度を評価する.合わせて関連図面の提出も求める.
8週 試験返却 間違い直し
寸法公差と測定器
許容限界寸法と基準面
間違い箇所の正しい理解を習得
寸法公差の意味と測定法について理解する.
2ndQ
9週 寸法公差と測定器
許容限界寸法と基準面
表面性状の意味と表記法の習得
データムの意味と表記法の習得
図面に指示されたデータムと幾何公差の意味
10週 幾何公差 幾何公差の種類と表記法に
ついて理解する.
11週 図面に指示されたデータム
と幾何公差の意味
表面性状の意味と表記法の習得
データムの意味と表記法の習得
12週 表面性状(粗さ) 表面粗さの概念と種類および表記法を理解する.
13週 表面性状の図示と意味 表面性状の概念と種類および表記法を理解する.
14週 表面性状の図示と意味 表面性状の概念と種類および表記法を理解する.
15週 期末試験
軸継手製図
上記内容に関する試験を実施し,理解度を評価する.合わせて関連図面の提出も求める.
16週 試験返却 
間違い直し
間違い箇所の正しい理解を習得

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3
製図用具を正しく使うことができる。3
線の種類と用途を説明できる。3
物体の投影図を正確にかくことができる。3
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
部品のスケッチ図を書くことができる。3
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。3
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。3

評価割合

試験図面合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000