情報処理

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報処理
科目番号 0084 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 例題35+演習問題65でしっかり学ぶ Word/Excel/PowerPoint標準テキスト Windows10/Office2016 対応版
担当教員 吉川 文恵

到達目標

技術レポートの作成を目標とし,以下の内容について身につけること。
・表計算ソフトの概念を理解し、表の作成や関数を利用することができる。
・PowerPointで作図をすることができる。
・Officeソフトを連携させた総合レポートを作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1表計算ソフトの概念を理解し、高度な作表や関数を利用することができる。表計算ソフトの概念を理解し、表の作成や関数を利用することができる。表計算ソフトの概念を理解し、作表や関数を利用することができない。
評価項目2Officeソフトを連携させた高度なレポートを作成することができる。Officeソフトを連携させた総合レポートを作成することができる。Officeソフトを連携させた総合レポートを作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では,技術者のスキルとして情報及び情報処理機器を使いこなし,情報を正しく伝えることを最終目的に,下記のスケジュールで授業を行う。前半は表計算ソフトの使い方を、後半は文書作成ソフトやプレゼンテーションソフトをの使い方を中心に、技術のトレンドを交えた講義を行う。
これらの技術を用いて、今までに学習してきた化学、物理の知識を用いて解決できる課題について課題解決のための提案書を作成することを目的とする。
授業の進め方・方法:
授業、演習
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておくこと
(授業外学習・事後)授業内容の復習を行うこと
注意点:
Officesソフト群を用いたレポートの作製を基本とする。本科目の総合レポートでは情報処理の知識だけではなく、中学校や高専の一年二年生で習った化学、物理などの知識を総合的に用いたレポートの作成を目的としている。理系科目だけではなく、いろいろな科目の知識を再整理しておくこと。
PCを用いて演習に取り組むため,各自のPCを持参すること。

授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

学修単位のため,15時間相当の授業外学習が必要である。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 表計算ソフトの概要 MS-EXCEL のブック、シート、セルの概要、基本的計算機能、関数機能を使うことができる
3週 表計算ソフトの関数 絶対参照、相対参照を使い基本的表を作成することができる
4週 表計算ソフトを使ったグラフ作製 データからグラフを作製することができる。
5週 表計算ソフトの演習(1) MS-EXCELを使用して,データを整理しグラフを作成することができる。
6週 表計算ソフトの演習(2) MS-EXCELを使用して,データを整理しグラフを作成することができる。
7週 文書作成ソフトの演習 MS-WORDを使用して,文書を作成することができる。
8週 プレゼンテーションソフト MS-PowerPointを使用して,プレゼンテーション資料を作成することができる。
2ndQ
9週 簡単な物理現象をシミュレート(1)
EXCEL をつかって簡単な物理現象をシミュレートすることができる。
10週 簡単な物理現象をシミュレート(2)
EXCEL をつかって簡単な物理現象をシミュレートすることができる。
11週 簡単な物理現象をシミュレート(3)
EXCEL をつかって簡単な物理現象をシミュレートすることができる。
12週 技術レポートの作成(1) グラフを用いた技術レポートを作成することができる。
13週 技術レポートの作成(2) グラフを用いた技術レポートを作成することができる。
14週 プレゼンテーション資料の作成 グラフを用いたプレゼンテーション資料を作成することができる。
15週 まとめ,アンケート
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理実験物理実験実験報告書を決められた形式で作成できる。2前12,前13
有効数字を考慮して、データを集計することができる。2前9,前10,前11,前12,前13
力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。2前9,前10,前11,前12,前13
工学基礎工学実験技術工学実験技術物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。2前9,前10,前11,前12,前13
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。2前9,前10,前11,前12,前13
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2前10,前11,前12,前13
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。2前11,前12,前13
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。2前11,前12,前13
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。2前9,前10,前11
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2前9,前10,前11
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2前9,前10,前11
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2前13
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前1
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3前1
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3前1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3前1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3前1
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野(実験・実習能力)機械系分野(実験・実習能力)加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。2
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。2

評価割合

試験課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合504010000100
基礎的能力20201000050
専門的能力3020000050
分野横断的能力0000000