到達目標
・流体機械の構造・動作原理を理解する.
・流体機械の性能を理解する.
・流体機械で問題となる現象を理解する.
・流体機械の設計で必要な,相似則などを理解する.
具体的には下記ルーブリックの各項目が到達目標になる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
ターボポンプの分類や構造,理論による効率や損失 | ターボポンプの分類や構造,理論による効率や損失を説明できる | ターボポンプの分類や構造,理論による効率や損失を理解できる | ターボポンプの分類や構造,理論による効率や損失を理解できない |
ターボポンプの特性曲線 | ターボポンプの特性曲線を説明できる | ターボポンプの特性曲線を理解できる | ターボポンプの特性曲線を理解できない |
ターボポンプで問題となるキャビテーションや水撃 | ターボポンプで問題となるキャビテーションや水撃を説明できる | ターボポンプで問題となるキャビテーションや水撃を理解できる | ターボポンプで問題となるキャビテーションや水撃を理解できない |
遠心型および軸流型の送風機・圧縮機の構造と特徴 | 遠心型および軸流型の送風機・圧縮機の構造と特徴を説明できる | 遠心型および軸流型の送風機・圧縮機の構造と特徴を理解できる | 遠心型および軸流型の送風機・圧縮機の構造と特徴を理解できない |
水車の種類と原理 | 水車の種類と原理を説明できる | 水車の種類と原理を理解できる | 水車の種類と原理を理解できない |
風車の種類と原理 | 風車の種類と原理を説明できる | 風車の種類と原理を理解できる | 風車の種類と原理を理解できない |
蒸気タービンの原理や構造 | 蒸気タービンの原理や構造を説明できる | 蒸気タービンの原理や構造を理解できる | 蒸気タービンの原理や構造を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-6
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JABEE 1(2)(d)(1)
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JABEE 1(2)(e)
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ディプロマポリシー 1
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教育方法等
概要:
ポンプや風車,ジェットエンジンなどの流体機械は,我々の日常生活で多く利用され,生活を豊かにしている.これらの機械の効率を上げ,安全性を高めるには,流れ現象を理解し応用し,設計開発しなければならない.そこで,本科目では,流体工学Ⅰ,Ⅱで学んだ内容を復習するともに,身の回りの流体機械に興味を持ち,方程式や法則に基づいて,流体機械を理解することを学習目標とする.
授業の進め方・方法:
最初に,動力から流体を作り出すポンプや送風機,圧縮機の原理や構造,特性などを理解し,キャビテーションや水撃などの現象を学習する.次に,自然エネルギーで注目されている流体から動力を得る水車や風車を学習する.
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業 に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
流体機械の原理や構造,効率は,流体工学で学んだ現象や方程式などを用いて設計されている.予習として,流体工学で学んだことを再復習し授業に取り組むこと.また,理解を確実なものにするために,授業後にレポートを課すので,課題を自分で解き提出すること。なお,授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。本科目では,60点以上の評価で単位を認定する。
評価が60点に満たない者は,追認試験願いを提出することができる。 追認試験願いが提出された場合は別途課題を課すこととし, この課題が教員の定める水準に到達していなければ,追認試験を受け ることはできない。 また,未履修の場合は追認試験を受けることができない。 追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を
60点とする。
学修単位のため,15時間相当の授業外学習が必要である。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
流体のエネルギー(1) |
流体の物理的性質について説明することができる。
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2週 |
流体のエネルギー(2) |
圧力の伝達について説明することができる。
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3週 |
流体のエネルギー(3) |
運動している流体の力学について説明することができる。
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4週 |
流体のエネルギー(4) |
運動している流体の力学について説明することができる。
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5週 |
流体のエネルギー(5) |
物体に及ぼす噴流の力について説明することができる。
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6週 |
流体のエネルギー(6) |
流体のエネルギー損失について説明することができる。
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7週 |
ターボポンプ(1) |
ターボポンプの種類,作動原理,特性について説明することができる。
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8週 |
ターボポンプ(2) |
ターボポンプの種類,作動原理,特性について説明することができる。
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2ndQ |
9週 |
ターボポンプ(3) |
流体機械の特異現象について説明することができる。
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10週 |
送風機・圧縮機(1) |
送風機・圧縮機の種類,作動原理,特性について説明することができる。
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11週 |
送風機・圧縮機(2) |
送風機・圧縮機の種類,作動原理,特性について説明することができる。
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12週 |
水車(1) |
水車の種類,作動原理,特性について説明することができる。
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13週 |
水車(2) |
水車の種類,作動原理,特性について説明することができる。
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14週 |
風車、蒸気タービン |
風車の種類,作動原理,特性について説明することができる。
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15週 |
期末テスト |
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16週 |
期末テストの解答とアンケート |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
能力 | 70 | 30 | 100 |