到達目標
①歴史的事実やそれらの因果関係を正確に捉え、整理する
②我々を取り巻く文化的諸事象などを歴史的に理解する
③我が国を取り巻く国際環境を歴史的に理解する
④獲得した知識を適切に表現できる能力を身につける
⑤文化の多様性を認識し、尊重することの大切さを理解する
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | | | |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
学習目標(授業の狙い)
歴史的に物事を考えることは、さまざまな事柄を適切に理解し、対処していく上で非常に重要です。したがって、歴史学Ⅰ・Ⅱでは「歴史的考察」方法を身につけてもらうことを目標とします。ただ、歴史的事実やその因果関係などについて縷々と述べるだけの講義では、1・2年次の歴史Ⅰ・Ⅱを想起してしまい、皆さんにとってはきっと退屈なモノとなってしまうでしょう。そこで、この歴史学Ⅱでは、歴史を研究する際の素材である「古文書」という、皆さんにとって馴染みの薄いものをテーマとして、我々の社会や文化について考えてみたいと思います。
歴史は、世代を超えて色々な人々と話すことのできる身近な題材(ネタ)の1つです。小難しい話だけでなく、皆さんに「へぇ~」と思えるようなネタ(雑学的知識)を提供できるよう心がけたいと思っています。
授業の進め方・方法:
講義
注意点:
布したプリントはきちんとファイルし、毎回必ず持参してください。
課された課題は早めに取り組み、きちんと仕上げるようにしてください。
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合があります。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
古文書のあれこれ |
様式論、形態論、機能論、伝来論
|
2週 |
公式令と公式様文書 |
公式様、書札様、仮名様、太政官符、大伴家持
|
3週 |
2通の文書から「源頼朝」を考える |
源頼朝下文、将軍家政所下文
|
4週 |
文書の機能から政治機構を探る |
将軍御判御教書、管領施行状、遵行状
|
5週 |
戦国時代の越中関係の古文書 |
上杉氏、畠山氏、武田氏、織田氏、神保氏
|
6週 |
織田信長・豊臣秀吉の書状 |
料紙、印判、「天下布武」
|
7週 |
徳川将軍の知行宛行状 |
折紙、竪紙、花押、朱印、大高檀紙
|
8週 |
加賀藩の知行宛行状:様式論① |
前田利家、前田利長、前田利常、折紙、花押
|
4thQ |
9週 |
加賀藩の知行宛行状:様式論② |
前田綱紀、竪紙、花押、印判
|
10週 |
加賀藩の知行宛行状:伝来論 |
「御一行」、絶家、収公システム
|
11週 |
知行宛行状と加賀・富山・大聖寺藩 |
折紙、竪紙、本家、分家
|
12週 |
福井藩の知行宛行状 |
福井藩松平家、「貞享の半知」、御書出
|
13週 |
岡山藩の知行宛行状 |
岡山藩池田家、折紙、花押
|
14週 |
知行宛行状にみる仙台藩vs宇和島藩 |
仙台藩伊達家、宇和島藩伊達家、朱印
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
期末試験答案返却・解説、アンケート |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |