物理学Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 物理学Ⅲ
科目番号 0006 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 物理基礎、物理 (数研出版)
担当教員 山腰 等

到達目標

1.熱とエネルギー関係を理解し問題が解ける。
2.波について理解し問題が解ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1熱とエネルギーの関係を理解し応用問題が解ける。熱とエネルギーの関係を理解し基礎問題が解ける。熱とエネルギーについて説明できない。
評価項目2波について理解し応用問題が解ける。波について理解し基礎問題が解ける。波について説明できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
覚えるのではなく理解して定着させることに主眼を置く。

授業の進め方・方法:
講義
注意点:
質問等は授業時間や放課後等できるだけ早く解決するように。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 熱とエネルギー(1) 熱とエネルギーの関係が分かる
2週 熱とエネルギー(2) 熱とエネルギーの問題が解ける
3週 熱とエネルギー(3) 熱とエネルギーの応用問題が解ける
4週 波の性質(1) 波について説明できる
5週 波の性質(2) 重ね合わせについて説明できる
6週 波の性質(3) 波の問題を解くことが出来る
7週 問題演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 音(1) 音の性質について説明できる
10週 音(2) 音の共鳴について説明できる
11週 音(3) ドップラー効果について説明できる。
12週 光(1) 光の性質について説明できる。
13週 光(2) 光の干渉について説明できる。
14週 光(3) 光の分散について説明できる。
15週 期末試験
16週 答案返却、解説、アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理原子や分子の熱運動と絶対温度との関連について説明できる。3前2,前3
時間の推移とともに、熱の移動によって熱平衡状態に達することを説明できる。3前2,前3
物体の熱容量と比熱を用いた計算ができる。3前2,前3
熱量の保存則を表す式を立て、熱容量や比熱を求めることができる。3前3
動摩擦力がする仕事は、一般に熱となることを説明できる。3前1
ボイル・シャルルの法則や理想気体の状態方程式を用いて、気体の圧力、温度、体積に関する計算ができる。3前1
気体の内部エネルギーについて説明できる。3前2
熱力学第一法則と定積変化・定圧変化・等温変化・断熱変化について説明できる。3前2
エネルギーには多くの形態があり互いに変換できることを具体例を挙げて説明できる。3前3
不可逆変化について理解し、具体例を挙げることができる。3前3
熱機関の熱効率に関する計算ができる。3前3
波動波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。3前4
横波と縦波の違いについて説明できる。3前4
波の重ね合わせの原理について説明できる。3前5
波の独立性について説明できる。3前5
2つの波が干渉するとき、互いに強めあう条件と弱めあう条件について計算できる。3前6
定常波の特徴(節、腹の振動のようすなど)を説明できる。3前6
ホイヘンスの原理について説明できる。3前6
波の反射の法則、屈折の法則、および回折について説明できる。3前6
弦の長さと弦を伝わる波の速さから、弦の固有振動数を求めることができる。3前9
気柱の長さと音速から、開管、閉管の固有振動数を求めることができる(開口端補正は考えない)。3前9,前10
共振、共鳴現象について具体例を挙げることができる。3前10,前11
一直線上の運動において、ドップラー効果による音の振動数変化を求めることができる。3前11
自然光と偏光の違いについて説明できる。3前12,前13
光の反射角、屈折角に関する計算ができる。3前12,前13
波長の違いによる分散現象によってスペクトルが生じることを説明できる。3前12,前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000