エネルギー機械

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 エネルギー機械
科目番号 0015 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 原動機(実教出版)
担当教員 吉川 文恵

到達目標

1)エネルギーの形態や変換利用の歴史と問題点を理解し、説明することができる。
2)「流体機械」の種類や構造、作動原理を理解し説明することができる。
3)「熱機関」の種類や構造、作動原理を理解し説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1エネルギーの形態や変換利用の歴史と問題点を理解し、さらに現在・未来のエネルギーの利用について説明することができる。エネルギーの形態や変換利用の歴史と問題点を理解し、説明することができる。エネルギー形態やエネルギーがどのように変換利用されているか説明できない。
評価項目2「流体機械」の種類や構造、作動原理を正しく理解し、その特徴をふまえてどのように利用されているか説明することができる。「流体機械」の種類や構造、作動原理を理解し説明することができる。「流体機械」の作動原理を説明することができない。
評価項目3「熱機関」の種類や構造、作動原理を正しく理解し、その特徴をふまえてどのように利用されているか説明することができる。「熱機関」の種類や構造、作動原理を理解し説明することができる。「熱機関」の作動原理を説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまで学習してきた「物理」や「工業力学」の知識を基礎として,エネルギー変換を行う機械について基礎知識を習得し,このあと開講される「流体機械」や「熱力学」などの専門科目を学ぶことの重要性を認識することを目的とする.最初に,様々なエネルギーの形態や相互関係,エネルギー変換の歴史や問題点などを学習する.次に,ポンプや水車,油圧機械などの「流体機械」や,ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの「熱機関」について,それぞれ作動原理や構造を学習する.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
注意点:
授業で学ぶ以外に、自立的自発的学習が大切である。演習課題を課すので、提出期限を守ること。
様々な機械の構造をスケッチしながら、それらの作動原理を理解することが望ましい。
授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要 授業の概要説明および身近な原動機について確認する。
2週 エネルギー変換の歴史と問題点 エネルギーの形態や変換利用の歴史と問題点を理解する.
3週 「流体機械」・流体工学の基礎 流体工学の基礎を理解する.
4週 ポンプ その1 流体工学の基礎を理解する.
5週 ポンプ その2 ポンプの種類や構造,作動原理を学習する
6週 送風機・圧縮機と真空ポンプ 送風機・圧縮機と真空ポンプや構造,作動原理を学習する.
7週 水車 水車の種類や構造,作動原理を学習する.
8週 中間試験 第1週~第7週の範囲
2ndQ
9週 中間試験の解答
身近な油圧と空気圧装置
中間試験の解答
身近な油圧と空気圧装置の種類や構造,作動原理を学習する.
10週 内燃機関(ガソリン機関) ガソリンエンジンの種類や構造,作動原理を学習する.
11週 内燃機関(ガソリンとディーゼル機関) ガソリン、ディーゼルエンジンの種類や構造,作動原理を学習する.
12週 内燃機関(ディーゼル機関) ディーゼルエンジンの種類や構造,作動原理を学習する.
13週 内燃機関(ガスタービン) ガスタービンの種類や構造,作動原理を学習する
14週 蒸気動力・原子力発電プラント 蒸気動力や原子力発電プラントの種類や構造,作動原理を学習する
15週 期末試験の解答
総合演習
演習問題を通して,理解不足の内容を理解する.
16週 期末試験 第9週~第14週の範囲

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力4000001050
専門的能力4000001050
分野横断的能力0000000