概要:
歯車を用いた動力伝達装置の架台を製作する. また,工作実習Ⅰの延長として,計測測定(3次元測定機・表面粗さ),溶融加工(ガス・アーク溶接),フライス加工を学ぶ.
授業の進め方・方法:
実習
クラスを4班に分けローテーションで行う.
注意点:
工作機械などの操作や作業には危険が伴っているので,慎重に行動すること.
教職員の指示に従い,実習工場の規則を厳守すること. 特に,作業着をきちんと着用することは基本である. 授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 機械設計 | 歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
すべり率、歯の切下げ、かみあい率を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
標準平歯車と転位歯車の違いを説明できる。 | 2 | 後1,後2,後3 |
標準平歯車について、歯の曲げ強さおよび歯面強さを計算できる。 | 2 | 後1,後2,後3 |
歯車列の速度伝達比を計算できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
工作 | 溶接法を分類できる。 | 4 | |
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。 | 4 | |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。 | 4 | |
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。 | 4 | |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 4 | 後11,後12,後13 |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | 後11,後12,後13 |
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。 | 4 | 後11,後12,後13 |
分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | 後4,後5,後6 |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | 後4,後5,後6 |
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。 | 4 | 後4,後5,後6 |
ガス溶接で用いるガス、装置、ガス溶接棒の扱いかたがわかる。 | 4 | 後8,後9,後10 |
ガス溶接の基本作業ができる。 | 4 | 後8,後9,後10 |
ガス切断の基本作業ができる。 | 4 | 後8,後9,後10 |
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。 | 4 | 後8,後9,後10 |
アーク溶接の基本作業ができる。 | 4 | 後8,後9,後10 |