概要:
中学で学んだ数学の内容を復習しながら,高専における第一段階(工学のどの分野に対しても基礎)となる数学(2次関数,2次関数の最大・最小,2次関数と2次方程式・2次不等式,べき関数,分数関数,無理関数,逆関数,累乗根,指数関数,対数関数,常用対数など)の諸概念と数学的技能について具体的に学習する.工学および他教科で必要となる数学的手法や計算技術の習得のために,講義と並行して演習を行う.
授業の進め方・方法:
● 授業で解らないことろは徹底的に復習をして理解するように努めて欲しい.積極的な質問を推奨する。
● 基本的な内容を理解するだけでは不足であり,繰り返し訓練をしなければ身に付かない.教科書の問題や問題集を解くなど,各自で訓練を必要とする.
● 授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある.
注意点:
● 中間評価は,中間試験の得点をそのまま付ける.
● 期末評価は,中間試験と期末試験の得点をもとにして,基本的には平均点を付ける.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。 | 2 | |
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。 | 2 | |
分数式の加減乗除の計算ができる。 | 2 | |
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。 | 2 | |
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。 | 2 | |
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。 | 2 | |
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。 | 2 | |
簡単な連立方程式を解くことができる。 | 2 | |
無理方程式・分数方程式を解くことができる。 | 2 | |
1次不等式や2次不等式を解くことができる。 | 2 | |
1元連立1次不等式を解くことができる。 | 2 | |
基本的な2次不等式を解くことができる。 | 2 | |
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。 | 2 | |
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 2 | |
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。 | 2 | |
無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 2 | |
関数のグラフと座標軸との共有点を求めることができる。 | 2 | |
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。 | 2 | |
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 2 | |
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 2 | |
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。 | 2 | |
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 2 | |
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 2 | |