ものづくり基礎工学実験

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 ものづくり基礎工学実験
科目番号 0093 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材
担当教員 井澤 正樹,増山 圭一,石黒 農

到達目標

製図,計測,制御および実習の4分野の専門授業を通じて,図面書き方,読み方,
加工後の計測方法,制御の仕組みを理解することを目的として低学年から基礎的な専門教養を習得する.
製図:ねじ製図(各種ボルト,各種ナット,座がね)規格表から各部の寸法を読み取る.ねじ製図の書き方に加えて,基準の取り方についても理解する.
計測:ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測し,測定技術 (副尺の読み方)をサポートがあれば読み取れる.
制御:ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御の意味を理解する.
実習:旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,意味を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
製図ねじ製図(各種ボルト,各種ナット,座がね)規格表から各部の寸法を読み取る.ねじ製図の書き方に加えて,基準の取り方についても理解し,図面に書ける.ねじ製図(各種ボルト,各種ナット,座がね)規格表から各部の寸法を読み取る.ねじ製図の書き方に加えて,基準の取り方についても理解する.ねじ製図(各種ボルト,各種ナット,座がね)規格表から各部の寸法を読み取る.ねじ製図の書き方に加えて,基準の取り方についても理解できない.
計測ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測し,測定技術 (副尺の読み方)を身につける.ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測し,測定技術 (副尺の読み方)をサポートがあれば読み取れる.ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測し,測定技術 (副尺の読み方)が身についていない.
制御ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御を行う.ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御の意味を理解する.ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御の意味を理解できない.
実習旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,切削実習を行う.旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,意味を理解する.旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,意味が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
製図,計測,制御および実習の4分野の専門授業を通じて,図面書き方,読み方,加工後の計測方法,制御の仕組みを理解することを目的として低学年から基礎的な専門教養を習得する.実験は4班に分かれて1年を通じて ローテションする.
授業の進め方・方法:
前期1単位 後期2単位の合計3単位を一括認定.前期は製図課題(ボルトナット製図)後期は 製図,計測,制御および実習の4つの課題を3週でローテションする.後期の班分けおよびローテションは第1回目のガイダンス時に配布説明する.
注意点:
成績評価は,図面の提出,期末試験における試験を実施する.後期は 図面の提出,レポートにより評価する.これらを単位平均(前期の成績+2×後期の成績)/3 により行う.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業方針,内容説明 ガイダンス 一年間の学習内容について,理解する.
2週 製図基礎  製図の基礎的な描画方法,規則などについて理解する.
3週 製図の用具名称 製図に用いる器具の名称を理解する.
4週 文字と線の用法 機械製図における文字・線の描画方法について理解する.
5週 文字と線の用法 機械製図における文字・線の描画方法について理解する.
6週 製図規格 製図の規格(用紙の種類や材料記号,質量計算などを理解する)
7週 製図用具と使い方 機械製図の用語名称,使い方を理解する.
8週 製図用具と使い方 機械製図の用語名称,使い方を理解する.
2ndQ
9週 簡単な図形の書き方 角二等分線,内接外接六角形など の書き方を理解する.
10週 中間試験 上記内容について 理解度の掌握のため試験を実施する.
11週 試験返却
簡単な図形の書き方
験における間違え直しとレポート作成
角二等分線,内接外接六角形など簡単な図形の書き方を理解する.
12週 簡単な図形の書き方 角二等分線,内接外接六角形など簡単な図形の書き方を理解する.
13週 投影図 第三角法 第三角法における各種投影図(補助,部分,局部,回転)について理解する
14週 投影図 第三角法 第三角法における各種断面図示(全,片側,部分,回転図示)について理解する
15週 期末試験 上記内容について 理解度の掌握のため試験を実施する.
16週 試験返却
試験における間違え直しとレポート作成
後期
3rdQ
1週 後期ガイダンス 班分け,持ち物 服装 諸注意 後期の講義内容および班分け,レポートの書き方を取得する.
2週 製図 ボルトナット製図 ねじ製図の書き方を理解する.
3週 製図 ボルトナット製図 ねじ使用目的ごとの各種ボルト(通し,押さえ,六角穴付き,植え込み)について規格表から寸法を読み取り正しく書くことができる.
4週 製図 ボルトナット製図 ねじ使用目的ごとの各種ボルト(通し,押さえ,六角穴付き,植え込み)について規格表から寸法を読み取り正しく書くことができる.
5週 計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測する方法の習得. 計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測することができる.
6週 計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測する方法の習得. 計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測することができる.
7週 計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測する方法の習得. 計測 ノギスとマイクロメータを用いてブロックゲージなど様々な形状の部品を計測することができる.
8週 制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御を行う. 制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御ができる
4thQ
9週 制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御を行う. 制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御ができる
10週 制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御を行う. 制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御ができる
11週 実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,切削実習を行う. 制御 ロボットの動作する仕組みについて学習し,プログラミングを利用した動作制御ができる
12週 実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,切削実習を行う. 実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習する.
13週 実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習し,切削実習を行う. 実習 旋盤とフライス盤の操作方法および加工条件の設定方法について学習する.
14週 レポート作成 後期の上記4分野の各内容についてレポートを作成する.
15週 予備日 後期の上記4分野の各内容についてレポートを作成する.
16週 授業アンケート  授業アンケートと成績結果の開示を行う.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験図面レポート合計
総合評価割合171766000100
基礎的能力171766000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000