電気・電子回路

科目基礎情報

学校	富山高等専門学校	開講年度	平成31年度 (2019年度)
授業科目	電気・電子回路
科目番号	0099	科目区分	専門 / 選択
授業形態	授業	単位の種別と単位数	学修単位: 1
開設学科	機械システム工学科	対象学年	4
開設期	前期	週時間数	前期:2
教科書/教材	例題と演習で学ぶ電気回路第２版（服藤憲司，森北出版）
担当教員	浅地 豊久

到達目標

１．直流回路の電圧，電流および電力を理論的に計算することができる．
２．正弦波交流回路の電圧，電流および電力を理論的に計算することができる．

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	直流回路の電圧，電流および電力を正しく計算することができる．	直流回路の電圧，電流および電力の基本問題を計算することができる．	直流回路の電圧，電流および電力を計算することができない．
評価項目2	正弦波交流回路の電圧および電流を正しく計算することができる．	正弦波交流回路の電圧および電流の基本問題を計算することができる．	正弦波交流回路の電圧および電流を計算することができない．
評価項目3	正弦波交流回路の電力を正しく計算することができる．	正弦波交流回路の電力の基本問題を計算することができる．	正弦波交流回路の電力を計算することができない．

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-2 （設計・システム，情報・論理，材料・バイオ，力学，社会技術に関する基礎知識を理解し，簡単に説明することができる。）

JABEE 1(2)(d)(1) （専門工学（工学（融合複合・新領域）における専門工学の内容は申請高等教育機関が規定するものとする）の知識と能力）

JABEE 1(2)(d)(2) （いくつかの工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験を計画・遂行し、データを正確に解析し、工学的に考察し、かつ説明・説得する能力）

JABEE 2.1(1) （基礎工学として、①設計・システム系科目群、②情報・論理系科目群、③材料・バイオ系科目群、④力学系科目群、⑤社会技術系科目群の５群からなり、各群から少なくとも１科目、合計最低６科目を含むこと。）

ディプロマポリシー 1 （機械を構成する材料の物性，製造方法，加工・生産技術や，機械設計に欠かせない材料，熱，流体，機械の力学，電気・情報処理など，幅広い知識と技術，応用力を身につけ，それらを応用したものづくりができる。）

教育方法等

概要:

電気回路を学ぶ初学者を対象に，直流回路を基礎とした電圧，電流および電力の計算方法を理解させる．さらに，これを発展させて正弦波交流回路においても同様な計算ができることを理解する．
この科目は企業でプラズマ装置の開発を担当していた教員が，その経験を活かし，直流・交流回路の基礎等について講義形式で授業を行うものである．

授業の進め方・方法:

教員単独による講義
教科書に沿って講義を進め，適宜演習を行う．

注意点:

授業計画は，学生の理解度に応じて変更する場合がある．

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	授業の概要説明	概要と応用事例
		2週	直流回路の要素	電流，電圧，電力およびオームの法則を説明できる．
		3週	直流回路の解析	分圧・分流の法則およびキルヒホッフの法則について計算できる．
		4週	電圧源と電流源	電源について説明できる．
		5週	正弦波交流の基礎	正弦波交流についての基本を説明できる．
		6週	交流の複素数表示	交流の基本的な複素数計算ができる．
		7週	基本素子の交流回路	基本的なインピーダンスの計算ができる．
		8週	中間試験
	2ndQ
		9週	中間試験の解説
		10週	組み合わせ素子の交流回路１	組合せ素子の交流回路の基本的な計算ができる．
		11週	組み合わせ素子の交流回路２	組合せ素子の交流回路の基本的な計算ができる．
		12週	交流の電力	交流の電力について説明できる．
		13週	共振回路	共振回路について説明できる．
		14週	回路方程式	交流のキルヒホッフの法則について説明できる．
		15週	まとめ
		16週	期末試験

評価割合

	試験	課題演習	合計
総合評価割合	70	30	100
基礎的能力	70	30	100
専門的能力	0	0	0