日本語

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本語
科目番号 0135 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 【教科書】『日本語中級J501』/【関連図書】『大学・大学院留学生の日本語』『小論文への12のステップ』『日本語口頭発表と討論の技術』
担当教員 田上 栄子

到達目標

・文章の全体構成を理解することができる
・速く的確に文章を読むことができる
・文章の全体構成を踏まえた文章作成ができる。
・主張したいことを論理的に構成して、話すことができる
・自信をもって、発表ができる
・わかりやすい発表資料が作成できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文章の全体構成や段落相互の関係を理解することができる文章の構成を理解することに多少時間がかかり、間違うこともあるが、読み進めていくことで次第に理解できる文章の全体構成がほとんど理解できない
評価項目2速く的確に文章を読むことができる文章を読む際、少し時間がかかり、内容質問に間違いもあるが、 読み進めていくことで次第に理解できる。内容質問に答えられない
評価項目3全体構成が整った文章作成ができる。全体や部分の構成に多少の誤りやわかりにくさがあっても、指摘されると自力で修正ができる。全体や部分の構成に誤りやわかりにくさがあることを指摘されても、自力での修正ができない。
評価項目4主張したいことを論理的に構成して、たいへんわかりやすく話すことができる主張したいことの構成に多少の誤りがあっても、理解の妨げにはならない程度である。何を主張したいのか、聞き手に伝わらない
評価項目5練習がきちんと行われ、自信をもって、大変聞きやすい発表ができる時々、資料や原稿の棒読みになり、漢字の読み間違いなどがあるが、全体を通して、発表ができる発表の際、止まってしまうことも多く、発表としての形ができていない。
評価項目6内容の階層構造が明確に表現され、十分にわかりやすい発表資料が作成できる発表資料に少し説明が不足しているところはあるが、全体の理解に支障は生じない。発表資料に混乱が見らたり、表現に間違いが多く、発表内容の理解の助けにならない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
(前期)
・文章の型に着目して、大意をつかみながら速く正確に読むことができる。
・テーマに合った論理的な文章が書ける
・まとまった内容を独力で論理的に的確に話すことができる
(後期)
・自身を表現できる基礎的な力を身につける
・論理的で説得力のある意見、複雑なことの説明などの構成ができる
授業の進め方・方法:
講義(20 %)B(100%)、授業手法1
演習(80%) B(50%) C(50%)、授業手法3・4・6
注意点:
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プレースメントテスト  インタビュー オリエンテーション    
2週 L1文化と偏見 異文化について考えたり述べたりするときの偏見と過剰な一般化の言動を反省する
3週 L1文化と偏見 一般論と個別の意見を区別して表現する
4週 L2マナーもいっしょに携帯 問題を提示してその事例を挙げ、自分の意見を述べる
5週 L2マナーもいっしょに携帯 携帯電話の使用によって生じている社会問題を知る
6週 L3「在外」日本人  キーセンテンスからキーワードやタイトルの意味を理解する
7週 L3「在外」日本人  時間の推移に伴う変化を読み取り、表現する
8週 L3 「在外」日本人          文脈指示のコソアの規則を知る
2ndQ
9週 復習 中間テスト 
フィードバック
10週 フィードバック
L4心の交流
キーセンテンスからキーワードやタイトルの意味を理解する
11週 L4心の交流 キーセンテンスからキーワードやタイトルの意味を理解する
12週 L5洋服の色で知る今日の私
複数の語句・文で表す類似表現をとらえ、未知の表現をすいすいしながら読む。具体例と主張を区別して読む 
13週 L5洋服の色で知る今日の私
L6ひとしずくの水にあふれる個性
個人や文化の違いによる色彩の使用法を知る
図や見出しから文章の内容を推測しながら読む
14週 L6ひとしずくの水にあふれる個性 図や見出しから文章の内容を推測しながら読む
15週 L6ひとしずくの水にあふれる個性 条件や時を表す表現形式の使い分けの規則を知る
16週 復習 期末テスト  ・自分の興味関心のある内容を論理的に明確に表現する
後期
3rdQ
1週 L7乙女のバカ心 ・時間の推移に伴う変化を読み取り、表現する
2週 L7乙女のバカ心    
3週 L8法とことば  ・「は」と「が」  受身使役と自他動詞 
4週 L8法とことば  ・「は」と「が」  受身使役と自他動詞 
5週 L9 李良枝からの手紙 ・一作家のアイデンティティに対する考え方を読み取る
6週 L9 李良枝からの手紙  ・実験や調査に関する報告を読み取り、表現する
7週 L10 ゾウの時間ネズミの時間  
8週 L10 ゾウの時間ネズミの時間 ・スピーチの構想を作る
4thQ
9週 中間テスト  
10週 方法説明のスピーチ ・構成 表現
・スピーチの構想
11週 方法説明のスピーチ ・アウトラインと発表資料の作成
12週 発表 
情報提供のスピーチ
・構成 表現
・スピーチの構想
13週 情報提供のスピーチ ・アウトラインと発表資料の作成
14週 情報提供のスピーチ ・発表資料の作成
・発表
15週 学年末試験
16週 試験のフィードバック 

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表1発表2合計
総合評価割合602020100
基礎的能力602020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000