システム工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 システム工学実験Ⅱ
科目番号 0194 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 白川 英観,坂本 佳紀,田尻 智紀,浅地 豊久

到達目標

(1)特許の概要と重要性が理解でき、簡単な特許検索ができる。
(2)与えられた課題に対して、解決する方法を提示することができる。
(3)制御装置の基礎知識を理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1特許の概要について詳細に説明できる特許の概要について説明できる特許の概要について説明できない
評価項目2与えられた課題に対して、解決する方法を提示しリーダーシップを持って行動ができる.与えられた課題に対して、解決する方法を提示することができる与えられた課題に対して、解決する方法を提示することができない
評価項目3ライントレーサの概要やその仕組み,ライントレーサを構成する各電子部品について,詳細に説明できる. 所定のコースを,ラインからはみ出さずに,安定した比較的速い動作で一周することができるライントレーサを製作できる.ライントレーサの概要やその仕組み,ライントレーサを構成する各電子部品について,説明できる. 所定のコースを,ラインからはみ出さずに一周することができるライントレーサを製作できる.ライントレーサの概要やその仕組み,ライントレーサを構成する各電子部品について,詳細に説明できない. 所定のコースを,ラインからはみ出さずに一周することができるライントレーサを製作できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまで身に付けてきた基礎知識を活用し実際に提示された問題について解決すべき課題を発見し、能力を身に付けた能力を活用し実際に問題を解決する簡単な装置を作製することを目的とする。また、知的財産がなにか、過去の英知の積み重ねである特許検索を通じてどのような問題解決がなされていて、それをどのように活用しているかを特許検索を通じて学ぶ。
 また、工学的に必要な制御系の装置について知識を習得する
授業の進め方・方法:
実験
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 全体説明 システム工学実験Ⅱの全体目的と流れを説明する。
2週 実験A 以後はクラスを2分し、前半は実験A→実験B、後半は実験B→実験Aを行う
3週 実験A 実験Aでは提示した問題について問題を解決するための装置を作製する。
4週 実験A
5週 実験A
6週 実験A
7週 実験A
8週 中間試験
4thQ
9週 実験B 実験Bではライントレーサーを題材に制御を基礎を学ぶ.ライントレーサの概要を説明できる.
10週 実験B 3DCADを用いて,ライントレーサのボディを設計できる.
11週 実験B プログラミングの基礎的な演算子や制御構文を理解し,説明できる.
Arduinoへ自身のプログラムを書き込める.
12週 実験B Arduinoを用いて,モータドライバを介しモータの回転を制御できる.
13週 実験B Arduinoを用いて,フォトリフレクタの出力によるモータの制御ができる.
14週 実験B ライントレーサを組み立てる.
所定のコースを,ラインからはみ出さずに一周させることができる.
15週 特許検索,レポート修正返却、アンケート等 知的財産権と知的資産経営の概要を理解
できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3後10
情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。3後11
定数と変数を説明できる。3後11,後12,後13
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。3後11,後12,後13
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。3後11,後12,後13
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。3後11,後12,後13
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。3
条件判断プログラムを作成できる。3後11,後12,後13
繰り返し処理プログラムを作成できる。3後11,後12,後13
計測制御フィードバック制御の概念と構成要素を説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。4後10,後14
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。4後10,後14
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。4後10,後14
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。4後10,後14
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。4後10,後14
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。4後10,後14
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。4後10,後14
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。4後10,後14
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。4後10,後14
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。4後10,後14

評価割合

提出物発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000