熱力学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 熱力学Ⅱ
科目番号 0195 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 高橋 勝彦

到達目標

様々な熱エネルギー利用技術について,理論式の誘導や例題演習を通して専門用語や単位系をしっかり理解し,応用力や創造力を養うことを学習目標とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
サイクルの意味を理解し、熱機関の熱効率を計算できるサイクルの意味を理解し、熱機関の熱効率および冷凍機・ヒートポンプの成績係数を理解できるサイクルの意味を理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
熱力学Iで熱力学の基礎を学んだ学生を対象に,ガスサイクルや蒸気サイクル,各種エネルギーと地球環境などについて講義する.
授業の進め方・方法:
講義および演習
中間試験(40%)と期末試験(40%),演習課題(20%)で評価する.
演習課題レポートの提出と内容を演習課題点とする.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要説明
2週 熱力学基礎 状態変化に伴う熱と仕事
3週 ガスサイクル
カルノーサイクル
カルノーサイクルの理解
4週 ガスサイクル
オットーサイクル
オットーサイクルの理解
5週 ガスサイクル
オットーサイクル
オットーサイクルの理解
6週 ガスサイクル
ディーゼルサイクル
ディーゼルサイクルの理解
7週 ガスサイクル
サバテサイクル
サバテサイクルサイクルの理解
8週 中間試験
2ndQ
9週 ガスサイクル
ブレイトンサイクル
ブレイトンサイクルの理解
10週 ガスサイクル
ブレイトン再生サイクル
ブレイトン再生サイクルの理解
11週 飽和蒸気、湿り蒸気、過熱蒸気の状態量 等圧蒸発過程の説明
12週 蒸気サイクル
ランキンサイクル
ランキンサイクルの理解
13週 蒸気サイクル
ランキンサイクル
ランキンサイクルの理解
14週 蒸気サイクル
冷凍サイクル
冷凍サイクルの理解
15週 期末試験
16週 答案返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野熱流体等圧変化、等積変化、等温変化、断熱変化、ポリトロープ変化の意味を理解し、状態量、熱、仕事を計算できる。3
サイクルの意味を理解し、熱機関の熱効率を計算できる。3前1
カルノーサイクルの状態変化を理解し、熱効率を計算できる。3
サイクルをT-s線図で表現できる。3
水の等圧蒸発過程を説明できる。2前11
飽和蒸気、湿り蒸気、過熱蒸気の状態量を計算できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000