実用技術英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 実用技術英語Ⅱ
科目番号 0215 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 英語長文速読 特訓ゼミ センターレベル編、木村達哉、マーク・ピーターセン、旺文社(2010)
担当教員 石黒 農

到達目標

英文を正確に音読できる。
英文の要約を短時間で読み取れる。
英文を正確に翻訳できる。
習った英文を様々な意味に応用変換できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
英文を正確に音読できる。マークシートのテストで80%以上正解を解答できる。マークシートのテストで60%以上正解を解答できる。マークシートのテストで60%以上正解を解答できない。
英文の要約を短時間で読み取れる。マークシートのテストで80%以上正解を解答できる。マークシートのテストで60%以上正解を解答できる。マークシートのテストで60%以上正解を解答できない。
英文を正確に翻訳できる。マークシートのテストで80%以上正解を解答できる。マークシートのテストで60%以上正解を解答できる。マークシートのテストで60%以上正解を解答できない。
習った英文を様々な意味に応用変換できる。マークシートのテストで80%以上正解を解答できる。マークシートのテストで60%以上正解を解答できる。マークシートのテストで60%以上正解を解答できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-6 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(e) 説明 閉じる
ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
速読・音読の方法を学びながらアクティブラーニング形式による「英語の学び方・話し方」を体得する。繰り返し練習による英語の学び方・話し方を実施することで、英語の自主学習方法を学び、英語を自律的に学習できるようになる。
授業の進め方・方法:
英語の文章の理解のための解読方法を体得する。CDを用いた英語のリエゾンの読み方の練習方法を体得する。これらの方法を意図的に複数回練習することによって英語の自主学習方法を学ぶ。大学1、2年生レベルの教材を用いて英語読解に集中して授業を実施する。最初に、教員の準備した教材を基に「速読」について学習し、続いて購入した教科書を利用して速読の反復練習を行う。
注意点:
試験ではCDを利用するので必ず教科書を購入する事。
関連図書:
英語長文速読特訓ゼミ基礎レベル/木村達哉、マーク・ピーターセン、旺文社(2010)
英語の話しかた/國弘正雄、たちばな出版(1999)、英語の学びかた/國弘正雄、たちばな出版(2006)
DUO3.0/鈴木陽一、株式会社IPC(2000)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 「英語をなんで話せないのだろうか?」について本校の教員が作成した英語スライドの授業を受けその難しさについてディスカッションする。また、それらスライドに関するアンケートを実施する。
2週 速読方法の習得  英語学習として定着してきた速読方法を教材に沿って学ぶ。「速読とは速く読むことではない。」ことを学び何が重要な事かを理解する。
3週 速読方法の習得 その2 速読方法を練習しながら体得する。
4週 速読方法の習得 その3 速読方法を練習しながら体得する。
5週 速読Lesson1 3章 pp.48-55.
6週 速読Lesson2 3章 pp.48-55.
7週 速読Lesson3 3章 pp.48-55.
8週 中間テスト 教材CDをコマ切りした英文を聞き取れるか確認する。
英文の応用変換が実施可能か確認する。
使用した英単語を確認する。
2ndQ
9週 速読Lesson4 5章 pp.64-71.
10週 速読Lesson5 5章 pp.64-71.
11週 速読Lesson6 5章 pp.64-71.
6章 pp.72-79.
12週 速読Lesson7 6章 pp.72-79.
13週 速読Lesson8  6章 pp.72-79.
14週 速読Lesson9 16章 pp.159-169.
15週 速読Lesson10 16章 pp.159-169.
16週 期末試験 教材CDをコマ切りした英文を聞き取れるか確認する。
英文の応用変換が実施可能か確認する。
使用した英単語を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000