安全工学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 安全工学
科目番号 0217 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 入門テキスト安全学(向殿政男,東洋経済新報社)
担当教員 浅地 豊久

到達目標

1. リスクアセスメントの考え方が説明できる.
2. フェールセーフやフールプルーフなどのキーワードについて説明できる.
3. 事故事例や安全に関する調査・分析・考察を行い,発表資料及びレポートとしてまとめることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1リスクアセスメントの基本を正しく理解し,詳しく説明できる.リスクアセスメントの基本を説明できる.リスクアセスメントの基本を説明できない.
評価項目2安全に関する基本的なキーワードを正しく理解し,説明できる.安全に関する基本的なキーワードを説明できる.安全に関する基本的なキーワードを説明できない.
評価項目3安全に関する調査を詳しく行い,わかりやすくまとめることができる.安全に関する基本的な調査を行い,まとめることができる.安全に関する調査についてまとめることができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学習目標(授業の狙い)
機械系技術者に必要と考えられるリスクアセスメント,安全設計,危険防止などについて講義するとともに,リスクアセスメント事例についてプレゼンテーションを行う.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義およびグループワーク
注意点:
授業計画は学生の理解度に応じて変更する場合がある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 安全工学とは ガイダンス,事故例紹介
2週 安全対策 さまざまな事故例とガイドライン
3週 安全とは何か 安全とリスク
4週 安全学の確立 安全の判定基準とリスク低減の目標
5週 リスクアセスメント リスクアセスメントの手順
6週 リスク低減のための3ステップ 3ステップメソッド
7週 安全のための技術 ヒューマンエラーとフールプルーフ
8週 安全のための組織,制度 安全のための人間力,組織および制度
2ndQ
9週 企業における安全の確立と信頼の獲得 安全と安心,大災害にどう備えるか
10週 安全の確保 安全文化,安全技術の未来
11週 原子力発電の安全 原子力発電所の安全管理
12週 リスクアセスメント実習(1) テーマ選定
13週 リスクアセスメント実習(2) リスクアセスメントの実施
14週 リスクアセスメント実習(3) 発表資料作成
15週 リスクアセスメント実習(4) ポスタープレゼンテーション
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

プレゼンテーションレポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力3040000070
分野横断的能力300000030