制御工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 制御工学Ⅰ
科目番号 0220 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:自動制御(阪部,飯田共著・コロナ社),配布プリント
担当教員 田尻 智紀

到達目標

・与えられた式のラプラス変換・逆ラプラス変換を求めることができる.
・与えられた系の伝達関数を求めることができる.
・与えられた系のブロック線図を求めることができる.
・与えられた系のステップ応答、インパルス応答、ランプ応答を求めることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ラプラス変換・逆ラプラス変換の定義を説明でき,与えられた式のラプラス変換・逆ラプラス変換を求めることができる.与えられた式のラプラス変換・逆ラプラス変換を求めることができる.与えられた式のラプラス変換・逆ラプラス変換を求めることができない.
伝達関数について説明でき,与えられた系の伝達関数を求めることができる.与えられた系の伝達関数を求めることができる.与えられた系の伝達関数を求めることができない.
ブロック線図について説明でき,与えられた系のブロック線図を求めることができる.与えられた系のブロック線図を求めることができる.与えられた系のブロック線図を求めることができない.
与えられた系のステップ応答、インパルス応答、ランプ応答を求めることができ,その系の過渡特性や定常特性について説明できる.与えられた系のステップ応答、インパルス応答、ランプ応答を求めることができる.与えられた系のステップ応答、インパルス応答、ランプ応答を求めることができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
自動制御技術は航空機や船舶などの乗り物,製造業の機械装置,プロセス工場の自動化設備など,産業から家庭用の電気製品に至るまであらゆる分野に導入され実用化されている.ここでは,制御の本質を理解することを目的として,制御の考え方,概念を理解することから始め,制御系の設計に必要となる制御対象のモデル化と時間応答について理解することを目的とする.
授業の進め方・方法:
講義と演習
注意点:
基礎理論を身に付けるために,演習問題を解いてみること.
授業計画は学生の理解度に応じて変更する場合がある

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概要説明
2週 制御について 制御の種類について説明できる.
3週 数学モデル,微分方程式とラプラス変換 与えられた系の運動方程式を導出することができる.
4週 ラプラス変換と逆ラプラス変換 与えられた式のラプラス変換と逆ラプラス変換を求めることができる.
5週 基本要素の伝達関数(1) 伝達関数、基本要素について説明でき,与えられた系の伝達関数を求めることができる.
6週 基本要素の伝達関数(2) 伝達関数、基本要素について説明でき,与えられた系の伝達関数を求めることができる.
7週 ブロック線図の描き方 与えらた系のブロック線図を描くことができる.
8週 ブロック線図の等価変換 ブロック線図の等価交換を適用することで,ブロック線図から伝達関数を求めることができる.
2ndQ
9週 演習
10週 基本要素の時間応答 基本要素の時間応答について説明できる.
11週 ステップ入力に対する時間応答 与えられた系のステップ応答を求めることができる.
12週 フィードバック制御について フィードバック制御について,その定義と概要を説明できる.
13週 フィードバック制御の特性と定常偏差 フィードバック系の定常偏差を求めることができる.
14週 演習
15週 期末テスト解説、授業アンケート
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野計測制御自動制御の定義と種類を説明できる。4
フィードバック制御の概念と構成要素を説明できる。4
基本的な関数のラプラス変換と逆ラプラス変換を求めることができる。4
ラプラス変換と逆ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。4
伝達関数を説明できる。4
ブロック線図を用いて制御系を表現できる。4
制御系の過渡特性について説明できる。4
制御系の定常特性について説明できる。4前1

評価割合

レポート期末試験合計
総合評価割合3070100
前期3070100