概要:
これまで学んできた「エネルギー機械」や「熱力学」「流体工学」「伝熱工学」の知識を基礎として,実際の熱機関における諸問題やその対策技術について知識を深め、熱エネルギーの有効利用に関する基礎力、熱機器を設計・製造・使用するために必要な基礎力を身に着ける。
【学習・教育目標】A-6 【JABEE基準】1(2)(d)(1)
【個別キーワード】機械とシステム (2)プラント機器 (3)流体機械 (4)熱機器 (5)内燃機関 (6)動力システム (機械学会分野別要件)
授業の進め方・方法:
アクティブラーニングを取り入れた講義と例題演習。
(基本説明→予習→プレゼン→グループワーク・双方向学習→復習・予習→、、、)
注意点:
学修単位である。授業で学ぶ以外に,自立的自発的学習が大切である。
毎回,演習課題を課すので,レポートとして次週までに必ず提出のこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴・公民 | 社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。 | 2 | 前1,前9 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 2 | 前1,前9 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前9 |
動力の意味を理解し、計算できる。 | 2 | 前1,前14 |
熱流体 | 熱力学の第二法則を説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前9 |
サイクルの意味を理解し、熱機関の熱効率を計算できる。 | 3 | 前2,前3,前10,前11,前12,前13,前14 |
カルノーサイクルの状態変化を理解し、熱効率を計算できる。 | 3 | 前9 |
サイクルをT-s線図で表現できる。 | 3 | 前9,前12,前13 |
熱の有効エネルギーを説明できる。 | 4 | 前9 |
水の等圧蒸発過程を説明できる。 | 4 | 前4,前12,前13,前14 |
飽和蒸気、湿り蒸気、過熱蒸気の状態量を計算できる。 | 4 | 前12,前13,前14 |
蒸気の状態量を蒸気表および蒸気線図から読み取ることができる。 | 4 | 前12,前13,前14 |
伝熱の基本形態を理解し、各形態における伝熱機構を説明できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前14 |
平板に沿う流れ、円管内の流れ、円管群周りの流れなどについて、熱伝達関係式を用いることができる。 | 3 | 前7,前8,前14 |